湘ゼミコラム

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たった4日間で変わる「夏ゼミ」

2019.08.29

2019年8月14日(水)~17日(土)の4日間にて、湘南ゼミナール総合進学コース (神奈川・東京)の受験生を対象とした夏期の集中講座「夏ゼミ」を開催いたしました。

「夏ゼミ」は、湘南ゼミナールが運営する各コース(総合進学コース、難関高受験コース、公立中高一貫コース、個別指導コース、高等部 *コース・エリアにより開催期間は異なる)で毎年夏に開催し、即満席となってしまう人気講座です。

本日は、湘南ゼミナール 総合進学コース 神奈川・東京エリアの「夏ゼミ」会場より、講師陣と受講した生徒さんの声をお届けします。
そこには、たった4日間で変わる、生徒さんの勉強への向きあい方が見えました。

―――以下より、「夏ゼミ」開催レポート

写真:私立英理女子学院高等学校に掲示された応援メッセージ

この日、英理女子学院高等学校にてスタートした総合進学コース 神奈川・東京エリアの「夏ゼミ」。
生徒さんは全18クラス、各クラス40名程度に分かれて学習します。

写真:講師の神谷

―――各クラスの講師からは、この夏ゼミでの目標と取り組み方など熱いメッセージを生徒さんに伝えています。

伊藤(夏ゼミ運営責任者):
「夏ゼミ」では、勉強のスケジューリングや計画を立てることの重要性を理解してもらうことはもちろん、効率を上げるためのより良い勉強の仕方(解法や暗記法を含む)を習得してもらえるように授業を行っています。

写真:講師の鏡原

―――普段とは比べ物にならない質と量の勉強をする「夏ゼミ」。生徒さんたちはどのような学習をするのでしょうか。

中嶋(夏ゼミ教務責任者):
中3の夏期までで、どの科目も概ね中学生が習う単元を勉強し終えているので、夏ゼミでは全科目が入試対策となります。通常の湘南ゼミナールのカリキュラムでは9月から入試対策に入りますが、一足先に入試対策に入ることで、9月以降の本格的な受験勉強に向けた学習習慣と受験へのモチベーションを高めることを目的としています。

「夏ゼミ」オリジナルテキスト内容

【英語】長文読解

【数学】方程式・関数

【国語】読解(選択問題)

【理科】中1生物・中2生物・中2化学

【社会】歴史(単元別)

※数学は入試に出題されやすい内容、理科は上記の通り、歴史は中1~中2の内容がメインです。

―――教室では集団授業がスタート。一見すると、通常の授業よりも早いスピードで、問題を解くための学習のコツから解説します。

写真:講師の丸山による授業の様子

伊藤(夏ゼミ運営責任者):
夏ゼミでは普段会うことのできないライバルに刺激を受けてもらい、上位志望校を目指す他校舎の生徒さんと同じ空間で授業を受けることで、相乗効果を生みたいと考えています。例えば、自分ができない問題も、隣の生徒さんはスムーズにできていたり、普段学校や校舎では上位にいる生徒さんも「上には上がいる」ことを実感し、勉強に対する姿勢や考え方が変化していきます。

写真:上から講師の満枝・小笠原による授業の様子

―――入試本番さながらの会場で進められる、授業と小テスト。

中嶋(夏ゼミ教務責任者):
例年は宿泊型で「夏ゼミ」を開催していましたが、今年からは4日間の通いにしました。入試本番の雰囲気を感じてもらいたく英理女子学院高等学校を会場とし、通いになったことで宿泊型のイベント感が薄れ、より一層真剣に勉強に向き合っている生徒さんが多かったように思います。休み時間には、授業でやったことをすぐに復習している生徒さんも多くみられました。

―――生徒さんの中には朝早くから来て、必死に追いつこうと自習する姿も多数。その空気を感じた生徒さんはというと……。

(生徒Aさん)
私は最初、夏ゼミはすごく大変なものだと思っていました。ましてや人見知りの自分が会ったことのない子と4日間ずっと一緒にいるなんてできるのかと思っていました。2日目の朝、8時30分ごろに会場に来た私は本当に焦りました。同じクラスの子たちが私よりももっと前に来て必死に小テストの勉強をしていました。そこで自分が何もやっていないことに気付き、次の日からは電車でも車の中でもテキストを開いてみるようにしました。私は正直、夏ゼミを終えたときに、自分がここまでできるようになるなんて思ってもいませんでした。

―――たった4日間でも、日に日に変わる生徒さんたち。その効果について講師たちは…

写真:講師の青井による授業の様子

伊藤(夏ゼミ運営責任者):
始めは緊張していた生徒さんも、周りの生徒さんからの刺激を受けて、学習への意欲が上がっていることを肌で感じました。長時間に及ぶ学習で多少疲れが見えることもありましたが、自分のやるべきことが見えるようになって、目標に向かってより現実的に計画を練っていける学習体力を身に付けてくれたと感じます。

―――生徒さん自身は「夏ゼミ」を体験してどう感じたのか、夏ゼミ終了後の生徒さんが書いた作文からご紹介。

(生徒Bさん)
普通の湘ゼミの授業とは違う先生や環境、仲間とのなかで慣れるかどうか不安だったが、周りからの刺激はとてもつよく、先生の熱い授業は私の勉強への意欲を上げてくれた。特に苦手な国語は、解き方に関して先生から多くのコツを学ぶことができた。これからはそのコツを十分に使っていきたいと気持ちがワクワクしている。

(生徒Cさん)
周りの真剣さ、朝早くからはじまるタフさにびっくりした。授業ではその問題だけでなく、これから自分だけで解くうえでも使えるような解き方の手順やコツが教えられていて、とても分かりやすかった。自分で何を勉強すべきか判断して勉強できるようになったことで、小テストでは満足行く結果に繋げることができた。これから長く続く受験勉強において自分がどのように勉強していけばいいのかを見つけるキッカケとなるものだった。

(生徒Dさん)
数だけをこなして1日に多くの量の問題をやるのではなく、1日1つでもいいから問題を解き、習慣化していくことで慣れていくことを意識しようと思いました。

(生徒Eさん)
何をどのくらい、いつやるのか、どこまでやるのか、など細かいところまでしっかり考えて自分の生活を見てみると、「ここで勉強できるじゃん!」と思ったところが多く見つかりました。周りとの差を実感してとても悔しかったけど、この悔しさを成長の糧にしていきたいと思います。

―――同じく志望校合格を目指す生徒さん同士で刺激し合い、たった4日間でも変化が伺えます。生徒さんの作文には、この夏ゼミ会場に参加させてくれたご家族や講師への感謝の言葉もたくさんいただきました。

写真:生徒さんと話す講師の関根

(生徒Fさん)
各教科の先生がくれたたくさんのお土産を大切に、9月最後にある模試まで思いきり突っ走りたいと思います。この場をくれた両親、先生方、一緒に頑張ったみんなに感謝をして、この先も頑張りたいと思います。

写真:講師の吉田による授業の様子

(生徒Gさん)
私がトップ校を目指すキッカケは、姉が頑張って勉強している姿を見ていたからです。姉がいなかったら勉強をがんばろうとはならなかったと思うので、姉に感謝を伝えようと思いました。私が夏ゼミに来られたのも、お金を払ってくれた父と、毎日お弁当を作ってくれたり私を支えてくれた母のおかげなので、感謝しています。

―――最後に講師から生徒さんへ

伊藤:(夏ゼミ運営責任者)
湘南ゼミナールの「夏ゼミ」を受講した生徒さんには、自習力・継続力の習慣化と、習得した勉強方法時間の使い方を継続して、自信を持って歩んでもらいたいと思います。4日間、本当によく頑張ってくれてありがとうございました!講師らも、みなさんの頑張る姿を見て多くの刺激をもらいました。そして、一番近くで応援してくれているご家族に感謝の気持ちを持ち、自分の言葉で感謝を伝えて、入試まで全力で走り切りましょう!

以上、取材より。

「夏ゼミ」は湘南ゼミナールにご通塾の生徒さん向けの集中講座となっております。来年度のご参加については、湘南ゼミナール総合進学コースへお問合せください。