小学生からナチュラルな英語を使う、難関高受験コースのALL ENGLISH授業

2019.09.24

小学校6年生から神奈川県の公立高校最高峰への合格や、東京学芸大附属や開成、渋谷幕張といった国立高校、早慶等の私立難関高校の受験を目指す、湘南ゼミナールの難関高受験コース。

難関高受験コースでは、物語をベースに学ぶ英語の授業が注目を集めています。その授業では、湘南ゼミナールが20年以上にわたって実施してきたQE(Quick Exerciseの略称)授業と、全進行を英語で行うALL ENGLISHを掛け合わせています。

英語を学ぶ経験が浅い生徒さんが、いきなり全部英語で??と驚く方もいらっしゃるかと思います。しかし、本当の意味で使える英語を目指した独自の授業は生徒さんにも大好評!その開発と授業を行う、難関高受験コースの講師 平尾とスティーブンを取材しました。

〝次のストーリーが知りたい!″今、その瞬間に使う意味を感じる英語の学び方。

平尾:
難関高受験コースのALL ENGLISH授業は、文法ももちろん学びますが、授業のベースは英語のお話を使っています。およそ70~100単語くらいで構成されたお話を毎回の授業(1ユニット40分)で1話ずつ行います。生徒は宿題で単語を予習して来て、覚えた単語が使われているストーリーを授業で学習する流れになります。

写真:ニュージーランド出身の講師スティーブン(左)と英語科責任者兼講師の平尾(右)難関高受験コース菊名教室にて

―――最初はストーリーが分からないところからのスタート。生徒さんに不安は?

平尾:
日本の英語教育では、まず文法を学んで、次に文章を読んで、そしていよいよ話すという段階を踏んでやってきたために、コミュニケーション英語として使えないということを課題に感じていました。中学生の英語教育も変化してきていますが、中1から本格的に文法を学んでも、いざ長文読解をしようとすると躓いてしまう生徒が少なくありません。
私自身も〝これだけ英語を勉強してきたのに″と、同じように感じてきました。そこで、小学生のうちから短文がひとつのまとまった長文になったときにも読めるようになるトレーニングができないかと考えました。

―――そこで考案されたのが、1年間で完結する英語の長編ストーリー「Skyler’s Story」を使った授業。

写真:Skyler’s storyのテキストに書き込む生徒さん

平尾:
ただ単語帳を見て、ひたすら繰り返し書いて覚えるという方法では、勉強することへのモチベーションが続きづらい。長文も読めるようになり、ストーリーへの興味を持ってもらえるよう、STEAM教育や芸術に造詣があるスティーブン先生とともに、中学生英語の内容をより一層楽しく学べるように教材開発を進めました。

スティーブン:
生徒さんたちは宿題で、次の授業でやるお話に出てくる単語を覚えてきます。
最初はストーリーが分からなくても、イラストや、表現、勉強してきた単語を頭の中で組み合わせてイメージを掴むことができます。単語帳を見て覚えた英語は、未来には使うとしても、今その時の子どもたち自身にとっては意味を感じてもらいづらい。そこで「ストーリーを知りたい」「理由が知りたい」となるようイラストと英語を組み合わせた物語を作ることにしました。

―――そのストーリーはというと・・・

写真:ストーリーの原画と製作を担当するスティーブン

スティーブン:
お話の主人公であるSkyler(スカイラー)は、Skylandという空にある世界に住んでいます。12歳の誕生日に、あるアクシデントにより、彼女はSkylandから落ちてしまいます!最初は寂しくて泣いていたSkylerですが、様々な場所での、いろいろなハプニングや、友達との出会いを経て、だんだんと世界が広がります。こうしてSkyler自身が勇敢に成長していくストーリーです。

平尾:
英語の習得はもちろんですが、1話1話「次はどうなるんだろう!」と思ってもらえるストーリーにしたい。生徒さんたちのモチベーションが、「次のお話を理解したいから、授業までに単語を覚えて行こう」となってくれるようになりました。単語を覚えていけば、その単語が授業で使われ、お話を読む手がかりになります。単語を覚えることがゴールではなく、その単語を「使っている」という状態を作ります。

―――ストーリーとイラストはスティーブンが製作し、カリキュラムの構成や授業内容を平尾が取りまとめています。

写真:講師のスティーブンによるイラスト製作の様子

平尾:
英会話教室ではないので、レッスンを受けたらすごく英語で話せるようになるというわけではありません。まずはちゃんと英語を使って、文章を短文ではなくお話として理解できるという意味では、使える英語として習得できるようにしています。ネイティブであるスティーブンと開発することで、本当にお話に出てくるナチュラルな英語を知ることにも繋がります。

完璧な英語を話せなくても、学ぶことはできる。大切なのは、知識や情報から汲み取る力

―――学習指導要領の改訂で、2020年度の小学5~6年生から英語科が設けられています。難関高受験コースのALL ENGLISH授業との違いはあるのでしょうか。

平尾:
実際に小学校の授業を見学したり、新学習指導要領から見ても、小学校での英語はコミュニケーションの土台作りがメインの目的だといえます。難関高受験コースの英語は、Readingの教材を使っているという点で小学校とは違うアプローチでの英語力養成コンテンツになっています。英語を英語のまま学び、何かの助けを借りずに理解しようとするという気持ちを持って受ける姿勢と、スキルをつけることが一番の目的です。楽しみながら英語を身に付ける「Skyler’s Story」ですが、難易度設定としては英検5級~3級を取得するレベルの読解力と語彙力を得ることをゴールとしており、十分に対応できると考えています。

―――小学5~6年生の学校の英語科授業では、「英語での自己紹介」から、「世界の同世代の子ども達の学校生活に関する話を聞いて、相違点や共通点を聞き取る」といった課題も出てくるといいます。

平尾:
この「Skyler’s Story」は、小学校での英語科スタートに伴い英語レベルが上がることも見越して作っています。なれるまでは多少お子さまによっては負荷がかかるコンテンツにはなりますが、すぐにフィットした形になると考えています。

スティーブン:
ひとつの単語やフレーズをひたすらリピートして覚えたとしても、文章を読もうとするとそれらがミックスされて出てくるので、結局使える英語にはなりづらいです。
「Skyler’s Story」では、例えば今日は「can(することができる)」をやりましょう!だとしても「can」が2か所くらいしか出てこなかったりします。「can」にフォーカスしているのではなく、それが出てきた時に、「この文章を理解できる!じゃあ次はこんな意味かな?」と理解できるようになっていきます。
生徒さん達が、ゆくゆくは英語のニュースの記事などを読むようになった時に、自分が持っている知識や情報から意味を汲み取るという力が必要になります。ALL ENGLISHのQE授業は、単語・イラスト・文脈から情報を読み取り話を理解する努力が必要なので、そういった力が磨かれると思っています。

平尾:
「I can.」を学ぶ授業の目的は、「I can.」を覚えるということではなく、それを使って文章が読めて、理解できることです。英語でよい点を採るためだけに勉強するのではなく、英語を使って何かを得るために学んでほしいし、楽しみながら積極的に学んで体得してもらえるようなコンテンツを作っていきたいと思っています。

スティーブン:
完璧な英語を話せなくても、「英語で理解しよう」という姿勢を持てば世の中や世界のことを学ぶことはできます。ポジティブな姿勢で英語を使っていくことで、もっと視野を広げていくことができます。英語をそういったツールとして使えるようになればいいなと思います。


以上、取材より。

難関高受験コースのALL ENGLISH授業では、毎回の授業で小テストを実施しています。
小テストでは、英語で書かれたストーリーの中に空欄がある問題を出し、生徒さんは講師が話す英語を聞き取って解答します。この小テストは単語を覚える際に、スペルだけでなく発音も覚えてくること、また、発音や講師の声色などを手掛かりにいろいろな情報を吸収する力が身に付くように組まれています。
お子さまが英語を使ったその先の未来を意識してもらえるよう、教材開発にも取り組んでおります。

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