【2022 高校受験】千葉県 公立高校入試制度が丸わかり!近年の動向と入試詳細

千葉県の公立高校を受験する方に向けて、入試の仕組みや学力検査の内容を分かりやすくお届けします。
2021年度から新制度の実施により「前期/後期」の2回で実施されていた入学者選抜は1回のみとなりました。新たな入試制度をしっかりと理解して臨みましょう!

併せて、湘南ゼミナール小中部の千葉エリアを統括する今津先生のポイント解説もお届けします!
以下より、ご覧ください。

千葉県 公立高校入試/近年の傾向と制度変更のメリット

千葉県の公立高校入試は2021年度(令和3年度入試)から大きく変更されました。
これまで前期・後期選抜の2回で実施されていた学力検査が、2月末に実施する1回のみとなりました。さらには、調査書の取り扱いについても変更されています。

千葉県公立高校入学者選抜/新制度の変更点まとめ

「前期選抜・後期選抜」から1回の選抜に変更

2日間での志願変更が可能となる

中学校ごとの内申の補正がなくなる

本検査(学力検査+学校設定検査)を2日間の実施に変更

受検機会を保障するための追検査を設ける

英語(リスニングテストを含む)の学力検査が50分から60分に変更

定時制の課程の学力検査は5教科または3教科で実施

海外帰国生徒の特別入学者選抜の学力検査は3教科で実施


2022年度(令和4年度)でも、入試のチャンスは1回となります。※志願状況によっては2次募集を行う高校もありますが、毎年その高校数や募集数はかなり少ないため、2次募集を前提としない方がよいでしょう。

今津先生
今津先生

ポイント解説!
制度変更で意識したいメリット

前期・後期、2回の選抜で受けられていた入試が1回となると、デメリットと捉えがちです。しかし、制度変更の本来の目的は受験生の負担を軽減することです。

前期・後期 2回の選抜の場合

今までは、前期・後期選抜それぞれで合格発表があり、前期選抜の合格発表から1週間程度で後期選抜を受検する日程となっていました。その為、前期の合否が分からないまま後期に向けても勉強を続ける必要がある点は受験生にとって負担となっていました。
さらには、都内の難関国私立高校の入試日程と前期選抜の日程が近い為、国私立の学校を受験するお子さまは前期選抜との両立が難しい状況にありました。

選抜が1回になるメリット

●選抜が1回のみとなった日程変更により、都内の難関私立や国立高校も受験しやすくなる
●2月後半に実施される選抜に向けて、集中して受験勉強のスケジュールが組める
●選抜は1回でも試験日程が2日間となった為、各科目で余裕を持った準備ができる
●私立高校受験から公立高校受験まで1カ月以上期間が空くようになる為、第一志望の公立高校に向けて意識を集中して取り組める

前期選抜が厳しい結果となった場合、後期選抜では志望校を下げるといった安全策が取れなくなるという点から、新制度に対してマイナスの印象を持つ方もいらっしゃると思います。
しかし、前述の通り学習スケジュールが立てやすくなる点や、受験プランの選択肢が増える点をうまく活用できれば、ぎりぎりまで学力を伸ばせるはずです。
また、近年は私立高校進学者への学費支援などから、私立高校の人気が高まり、公立高校は相対的に入りやすくなっています。ですから、「新しい入試が不安だから」という理由で志望校を下げることなく、挑戦してほしいと思います。

一般入学者選抜(本検査)の日程・試験内容は?
千葉県ならではの問題への対策法!

千葉県公立高校入試/検査内容と日程

本検査/5教科(学力検査)+学校設定検査を2日間で実施

【1日目】国語(50分・放送による聞き取り調査を含む)、数学(50分)、英語(60分・リスニングテストを含む)

【2日目】理科(50分)・社会(50分)の学力検査、および*各学校が実施する検査

*各学校が実施する検査では、【面接、集団討論、作文、小論文、適性検査、学校独自問題、その他の検査】のうちから1つ以上を実施します。各学校でどの検査を実施するかを発表するのは7月10日頃となっています。

スポーツ科など専門学科以外は独自検査を重視していない傾向にあり、多くの学校では実施するとしても面接、自己表現あるいは作文(小論文)がメインとなっています。
※帰国生徒・外国人・成人などの特別入学者選抜や、通信制課程の入学者選抜は本検査が1日で行われます。検査内容なども高校ごとに異なるため、詳しくは千葉県教育委員会のホームページをご確認ください。

学力検査の問題は?

千葉県作成の「統一問題」で、県内すべての公立高校で同じ問題が出題されます。試験時間は英語以外の各科目は50分、英語のみ60分となります。

2022年度(R4年度)入試日程

入学願書、調査書、学習の記録等一覧表の提出期間

2022年2月9日(水)、10日(木)、14日(月)


志願変更期間

2022年2月17日(木)、18日(金)


学力検査

2022年2月24日(木)に3教科、25日(金)に2教科+学校設定検査
追検査は3月3日(木)に実施


合格発表

2022年3月7日(月)

※上記は全て千葉県の発表をもとに作成しています。

志望校選び

千葉県の公立高校は「学区制度」受験できる高校を調べよう!

千葉県の公立高校は「学区制度」を設けており、受験生が住んでいる市町村によって受けることのできる学校が異なります。自分がどの学区の高校を受験できるかをきちんと把握しておくことが必要です。

千葉県HPより

●県立高校(全日制 普通科)の場合
自分の住んでいる市町村の学区と、隣接している学区にある高校に志願できます。

※女子高(千葉女子・木更津東)は県内全域から志願可
●県立高校(定時制・総合学科・専門学科)は県内全域から志願可。
●市立高校(普通科)は各高校や学科によって学区制度が異なります。
●市立高校(専門学科)は県内全域から志願可。※例外あり
千葉県教育委員会では、近隣県協定(学区の特例)を結んでおり、千葉県からでも隣接学区内の公立高校に出願が可能です。

今津先生
今津先生

ポイント解説!
本検査で特に注意したい科目は?

千葉県の公立高校入試では、国語の対策が欠かせません。
国語においては、東京都立や埼玉県立、神奈川県立の高校では出題がない、千葉県特有の問題として「放送による聞き取り調査」が行われます。
聞き取り自体は難しいものではないものの、聞き取りする時間も試験時間に含まれます。 さらに、大問数が多く作文も例年出題されています。その為、多くのお子さまが過去問を解いてみると、まず”制限時間に間に合わない”というハードルを感じています。
実際に受験本番においても、問題を解いた後に見直している時間がほとんどない状態であるほどです。
ですから、試験対策としては、本番を想定した過去問演習をできるだけ多く行うことが重要です。

他には、この数年で英語の試験にも明らかな変化が出ています。
リスニングの分量が増え、読解の内容が難しくなっています。また、問題文の長さは変わらないものの、語彙力・単語力に加え、私立高校入試で出るような構文が出題されるようになりました。

こうした傾向からみて、リスニング力、読解力に重点を置いた学習はもちろん、語彙力を向上させることが重要です。これまでの公立高校受験の対策に加えて、私立や他県などの高校の過去問など、幅広い問題に触れていくと良いでしょう。


次の記事では、合否を決める選抜方法や内申点についてご紹介します。

【2022 高校受験】千葉県 公立高校入試に重要な内申点!アップの秘訣とは?

千葉県の公立高校入試は中1生からの内申点による影響が大きいため、早期から入試を見据えて学習をすすめることが大切です。
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