湘ゼミコラム

高校受験・入試

高校受験に失敗したらどうなる?その後の人生や受験を成功させるためには

2019.04.11

義務教育が終わると高校へ進学する子どもも多いですが、無条件で進学できていた中学までとは違い、高校は入学試験に合格しなければ通うことができません。第一志望校に不合格になってしまったら、我が子の人生はどうなるのか、どう行動すべきなのか不安になってしまう親も多いのではないでしょうか。今回は、第一志望校に不合格となった後の選択肢をはじめ、不合格を避けるためのポイントなどを紹介していきます。

高校受験の失敗と選択肢について

地域にもよりますが、高校は新入生の定員に対して入学希望者が多すぎることが珍しくありません。このため入学試験が行われ、一定の点数や基準に達しなかった受験生は不合格となってしまいます。第一志望の高校に不合格になったら、その後はどうすれば良いのでしょうか。選択肢はいろいろとあるので、子どもがその後の人生で後悔しないようそれぞれ確認していきましょう。

ほかの高校を受験する

高校への進学を第一の目的とするのであれば、第一志望の高校ではなくほかの高校を受験するという方法もあります。中学の先生とも相談して進路選択をやり直し、子どもの学力に合った高校を受験するのです。大学受験には高校の卒業資格が必要となるため、最終的に大学への進学を視野に入れているならほかの高校に入学して将来に備えなければなりません。

高校の入学試験は推薦、私立高校、国公立高校の順で行われるケースが多いため、それぞれ受験することで合格の可能性を高めることができます。第一志望の高校とは別に、第二、第三志望の高校まで受験し、いわゆる「すべり止め」を準備しておくのですもちろん、受験日さえずれていれば第四志望以降があっても構いません。第一志望の高校が不合格だったとしても、それ以外に受験した高校が合格していれば問題なく高校生になれます。

国公立高校は同じ日に入学試験が実施される地域がほとんどですが、私立高校は受験日がバラバラなので複数を受験することも可能です。また、高校は全日制だけでなく定時制や通信制などもあり、国公立・私立ともに選択肢は多いので、どのタイプを受験するか学校の先生や家族などとよく相談したうえで決めましょう。最初の入学試験で定員に満たず、二次募集をしている高校もあるので探してみるのもひとつの方法です。

子どもが高校受験に失敗!親はどのようなことに気をつけたらいい?

子どもの高校受験が納得いく結果にならなかった場合、親は子どもとの接し方に注意しなければなりません。父親・母親として気を付けたいのが、子どもの心のケアや落ち着いた態度を心がけることです。子どもが高校受験で不合格になってしまうと、気持ちが落ち込んでしまう親も少なくありません。しかし、一番落ち込み、つらさを感じているのは受験した子ども自身です。両親があからさまにガッカリしたり落ち込んだりした様子を見せると、子どもは自分を責め、より後悔してしまうでしょう。自信をなくし、その後の人生にマイナスの影響を与えてしまうおそれもあります。

それを避けるためにも、子どもの様子を注意深く観察し、その場にふさわしい対応を心がけましょう。話を聞いてほしそうなときには声をかけて慰め、沈んでいるときにはそっとしておいて普段通りに接するなど、心のケアに気を配ります。正しい接し方をしていれば、子どもは次第に立ち直り、今後についてどうすれば良いかを考え始めるでしょう。今後について相談されたら、メリットやデメリットも含めて一緒に考えることが大切です。

高校受験に失敗した子どもにかける励ましの言葉は?

我が子が第一志望の高校に合格できず落ち込んでいると、「何とかして励ましてあげないと」と思う親も多いでしょう。必死に言葉を探し、何とか元気を出させようと励まし続ける親もいますが、実は無理に励ますのは避けたほうが良い場合もあります。合格できなかったという事実は、子どもの心にとっても大きなショックとなります。そんなときに無理に励まそうとすると、かえって子どもの心が沈んだり疲れてしまったりするおそれがあるのです。

まずは、子どもが現実を理解して受け入れるために必要な時間をたっぷりと与えてあげましょう。子どもの様子が落ち着いたら、受験の結果についてではなく、その過程に注目して話をします。どんなことに頑張ったか、今後はどんな選択肢があるかなど、受験に打ち込んだ過程を認めて将来の道筋を具体的に示してあげると良いでしょう。そのうえで、「よく頑張ったね」「一緒に頑張ろう」など、励ましの言葉もさりげなく伝えるのがおすすめです。一番つらいのは子どもだということを理解し、決して子どもを責めたり叱ったり、失望の言葉を投げかけたりしないようにしましょう。

高校受験に失敗したら大学受験に影響はある?

大学進学を目指している場合、高校受験がうまくいかなかったら大学受験にも影響があるのでは、と心配する人も少なくありません。しかし、高校受験はすでに終わったことであり、大学受験への影響をズルズルと考え続けても意味がありません。大学の入学試験では、「過去に高校受験に失敗しましたか?」など聞かれることはほとんどなく、面接などで自分から言わない限りは知られる心配はないでしょう。大学受験への影響を心配するよりも、高校受験からどんな反省点が得られ、大学受験に向けてどんな改善ができるかを考えることのほうがはるかに大切なのです。

何より、大学受験の合否を決めるのは入学した高校の名前ではありません。たしかに、高校によって授業のレベルや進度が違うことはありますが、それが大学受験の合否に直接影響するとは限らないのです。大切なのは、入学した高校に左右されるのではなく、いかに「大学受験の勉強を頑張る」のかという点です。入学後の頑張り次第で合否が決まるといっても過言ではないので、不合格になったことが大学受験に悪影響を及ぼす直接的な理由にはなりません。

高校受験を成功させるためのポイントとは

高校受験は、中学の授業を聞いてさえいれば確実に合格できるとは限りません。少しでも合格の可能性を高めるには、それなりの対策を取らなければならないのです。次は、高校受験を成功させるための具体的なポイントについて紹介していきます。

夏休みを有効活用する

高校受験を成功させるためのポイントとして、まず重要となるのが「中3の夏休みの過ごし方」です。授業が進む心配がなく、長い自由時間が手に入る夏休みに集中して勉強することで、周囲と大きな差をつけることもできます。中1からの勉強内容を復習して基礎をしっかり固めたり、苦手なポイントを克服したりするなど、自分の状況に合わせた勉強を行うことで効率よく学力を高められるでしょう。また、毎日ひたすら勉強するだけでなく、勉強した内容をその日のうちに復習することも大切です。勉強した内容を覚えているうちに復習したほうが記憶に定着しやすいため、より効率的に勉強を進められます。一日の終わりに、その日の勉強の仕上げとして復習する習慣をつけると良いでしょう。

面接対策をしておく

高校受験といえば学力試験というイメージがありますが、中には学力試験に加えて面接試験を行う高校もあります。たとえば、神奈川県の公立高校は面接試験が必須ですが、私立高校は必ずしも必須ではありません。このように、各地域や高校によって面接試験の有無は異なるため、希望する高校に面接試験があるならその対策にも力を入れる必要があります。子どもにとって、高校受験が人生初の面接になるというケースも多いです。本番で知らない大人たちを目の前にすると緊張してしまうこともあるため、事前に入念な面接対策をしておくと安心です。

まずは実際に模範面接を見て、どのように動けばよいか、挨拶のタイミングはいつか、どんな話し方をするのかなどをしっかり観察し、自然に振舞えるように練習しましょう。面接では、自分の長所や短所、高校の志望動機などについて聞かれるパターンが多いため、しっかりと考えをまとめてスムーズに話せるように準備が必要です。聞かれたことに対する答えをまとめた「面接ノート」を作っておくと、面接直前にもサッと見直せるので役立ちます。母親や父親、先生など周囲の人に協力してもらい、面接のシミュレーションをしておくのも効果的です。

通う塾は慎重に選ぶ

中学ではさまざまな授業を受けられますが、第一志望の高校に合格するためには学校の授業だけでは不十分というケースもあります。特に、ハイレベルな高校を希望している場合、各地の中学から成績の良い生徒が集まってくるため、その中で合格できるようにより高い点数を目指さなければなりません。そうなると、通常の授業では得られないような、より効率の良い問題の解き方や難しい問題の解き方を知っておく必要があります。そこで頼りになるのが、中学の授業から一歩進んだ勉強内容を指導してくれる「塾」なのです。

高校受験に当たり、知識を高めるために塾に通う子どもも少なくありません。しかし、ひと口に塾といっても、集団塾や個別塾、通信スタイルの塾などさまざまな種類があります。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、子どもの性格や学力レベルに合うものを選ぶことが大切です知名度や実績を重視する、子どもの友達が通っている、自宅から近いなどの理由で塾を選ぶと、子どもの性格や学力レベルに合わない可能性もあります。あまり効果が得られず、時間とお金を無駄にして後悔するケースもあるので注意しましょう。

どんな塾が合っているかわからない場合は、進路や学習方法の希望に合わせ、講座やコースを自由に選べる豊富な選択肢を備えた塾がおすすめです。子どもの学力を効率的に高めるためにも、塾選びは慎重に行わなければなりません。すぐに入塾するのではなく、まずは複数の塾に体験に行ってみて、その中から子どもに合ったところや充実したサポートが用意されているところを選ぶと良いでしょう。

高校受験を成功させるためにも!ポイントを押さえて活動しよう

子どもの高校受験を成功させるためには、ただやみくもに勉強すれば良いというわけではありません。高校の入学試験は、地域や年度ごとに出題傾向や難易度などが変わることもあり、効果的な勉強をしていないと不合格になってしまう可能性もあるのです。
きちんとポイントを把握したうえで勉強することが大切なので、高校受験のプロである塾の講師などにサポートしてもらい、後悔しないようにしっかりと準備をしておきましょう。