湘ゼミコラム

公立中高一貫校受検

どこを気を付ければ良い?中学受験の面接に適した親子の服装とは

2019.04.23

中学受験では、筆記試験だけではなく面接を行っている学校もあります。そのため、志望校によっては筆記試験の対策とあわせて面接に向けた準備をしておくことも大切です。面接の準備を始める際に悩みやすいのが服装の問題です。中学受験の面接には、どのような服装で行くべきかご存じでしょうか。面接のスタイルには、受験者本人だけが受ける個人面接だけではなく保護者面接や親子同伴面接もあります。そのため、服装は子どもだけではなく保護者についても考えておかなければいけないのです。この記事では、中学受験の面接にベストとなる子どもの男女別の服装や保護者の服装、そのほか気を付けておきたい注意点を解説します。

面接において服装はどのように関係するのか

中学受験の面接に着て行く服装について明確なルールはありません。「このような服装でお越しください」と学校側から服装ルールを具体的に提示されることもないため、余計にどのような服装で行けば良いのか迷ってしまう保護者もいるでしょう。学校によっては、説明会の際に「服装は合否に関係ない」と話し、自由な服装で来るように保護者にすすめるところもあります。しかし、自由という言葉をそのまま受け取って普段着のような服装で行くことは避けたほうがよいでしょう。

中学受験では、遊びに行くときのようなカジュアルな服装をすることは厳禁です。「自由な服装で良い」といわれてもカジュアルな服装で来る受験生や保護者は通常いません。カジュアルな服装で行ってしまうと周囲から存在が浮いてしまい、場違いな空気に気後れしてしまって面接で上手に話せなくなってしまう恐れもあります。さらに、面接は筆記試験とは異なり少人数で向き合うので、服装も含めて面接官に細かくチェックをされやすい傾向です。そのため、特に面接では好印象を与える服装選びが大切となります。

実際には、服装は必ずしもその人の性格を表すものではありません。しかし、初めて会う人のイメージは第一印象で決まるのが現実です。基本として面接時の受け答えの内容も大切ですが、面接官に少しでも良い印象を与えられるように、きちんとした服装を心がけることも重要となります。中学受験では、筆記試験の結果や面接での受け答えだけではなく、振る舞い方などもあわせて全体的な評価により合否が決まることが一般的です。マナーのある対応を見せるためにも、中学受験という場にふさわしい服装を選んで着用し面接を受ける必要があります。中学受験にふさわしい服装とは、ややフォーマルなスタイルです。

面接にベストな男女別の服装

まずは、中学受験の主役といえる子どものスタイルのポイントを押さえておくことは必須です。中学受験の面接の際にベストとされる服装は男女によって異なります。そこで、ここでは中学受験の面接にふさわしい、ややフォーマルな服装とは具体的にどのような服装であるかについて男子の服装、女子の服装に分けて詳しく説明します。

面接にベストな男子の服装

男子の場合、上半身はブレザーとシャツ、下はズボンという組み合わせが模範的なスタイルです。ただし、筆記試験と面接が続けて行われる場合には、慣れないジャケットが子どもへの負担となる場合もあります。そのようなケースでは、少しカジュアル感は出てしまうものの、シャツにセーターやベストを組み合わせるのも方法です。また、足元は靴下とローファーを履くことが一般的となっています。

さらに、服の組み合わせだけではなく色にも注意が必要です。まず、シャツの色は清潔感を感じさせる白がベストとなります。次に、ブレザーやズボンの色については落ち着きがあってフォーマル感を覚えさせる紺や黒、グレーなどが無難です。靴下やローファーにおいても、フォーマルな場で着用して間違いのない色である黒や紺を選ぶと安心できます。全体的なコーディネートとしては、ブレザーやジャケット、パンツを紺色であわせて、中に白いシャツを着るスタイルをする人が多い傾向です。

面接にベストな女子の服装

女子の場合は、上半身がジャケット、下はスカート、ジャケットのなかにはブラウスを着るのがベストな組み合わせとなります。ブラウスの色は、男子のシャツと同じく、清潔感のある白が基本です。ジャケットやスカートについても、男子と同じように落ち着いた色が良く、紺やグレーなどが受験の場にふさわしい色とされています。ただし、スカートは必ずしも無地である必要はなく、チェック柄を着用する子どもも少なくありません。ジャケットを堅苦しく感じる子どもには、ブラウスのうえにカーディガンやベストを合わせて着せるのも良いでしょう。

さらに、足元はタイツとローファーの組み合わせが無難です。色は黒や紺を選ぶと印象が良くなります。加えて、女子の場合、気を付けておきたいのがスカート丈です。中学受験の服装としてふさわしい丈はひざ丈となります。長すぎても短すぎても、だらしない印象を与えることがあるため注意しましょう。

面接にベストな保護者の服装

保護者の服装選びも中学受験の面接では大事です。主役は、子どもとなりますが保護者の服装も面接時にはチェックされます。子どもの面接の足を引っ張ることがないように、きちんと服装対策を取っておきましょう。まず、面接の場であることを忘れずに保護者も華美な服装は避けることが基本です。さらに、ベストとなる保護者の服装選びで押さえておきたいポイントとなるのが、「シンプルなスーツスタイル」「親子で統一感を持つ」「ナチュラルメイクを意識する」といったことになります。そこで、ここからは保護者の服装選びで重要となる3つのポイントについて詳しく説明します。

シンプルなスーツスタイル

面接の際には、きちんと感のあるシンプルなスタイルが好まれます。そして、中学受験の面接を受ける保護者の多くはスーツスタイルが多い傾向です。男性の場合には、一般的にビジネスで着用するスーツで対応できます。スーツの色は紺または濃いグレー、シャツは白を選ぶと安心です。ネクタイはスーツの色に合わせて紺色やえんじ色、水色などを選ぶと良いでしょう。

対して、女性のスーツスタイルにはスカートタイプのものとパンツタイプのものがあり、どちらのタイプも中学受験の場に対応できる服装です。ただし、タイプによって面接官に与える印象は変わってくるため、上手に使い分けると良いでしょう。まず、女性らしさを感じさせるスカートタイプだと、面接官に上品で柔らかな印象を与えることが可能です。一方、パンツタイプだと、きびきびとして母親らしい凛とした印象になります。「パンツにするか」「スカートを履くか」は、受験校の校風や普段から着慣れている服装タイプ、当日の天候などに合わせて選ぶと良いでしょう。加えて、スーツを選ぶ際にはタイプだけではなく色選びも重要です。保護者の面接時の服装としては、紺やグレーといった落ち着いた色が好まれます。

親子で統一感を持つ

服装選びで見逃しやすいポイントが、親と子どもの服装バランスです。親子や夫婦としての家族バランスが、服装のコーディネートバランスにそのまま現れることがあります。特に、親子で並んで面接を受ける親子面接では、親子で全く共通点を持たない、ちぐはぐな服装コーディネートは目に付きやすいものです。そこで、親子の服装に統一感を持たせるためのポイントとなるのが色です。ブレザーやスーツの色を合わせると統一感が出やすくなります。誰が着ても面接時の服装として無難な色となる紺や、グレーの色をしたブレザーやスーツの着用で合わせると良いでしょう。

また、今まで親子でそろって着用した経験がないのであれば、一度実際に着用してみるのも方法です。親子で鏡の前に立って実際に自分たちの目で見ながら、服装のバランスをチェックしてみると安心して当日を迎えられます。

ナチュラルメイクを意識する

大切な受験を前にすると、女性はついメイクに普段以上の力が入ってしまうこともあります。しかし、受験時のメイクはナチュラルであることが必須です。ナチュラルメイクは、清潔感を覚えさせますが、過剰な厚化粧は品のなさを感じさせることがあります。また、メイクの際には色使いにも気を付けなければいけません。寒色系は不健康な印象を与えることがあるので、元気で健康的に見える暖色系のナチュラルメイクを目指すようにしましょう。また、アイシャドウの色はベージュやブラウンなど、できる限り肌身に近いものを使うこともポイントです。さらに、メイクをする際には全体的に2トーン落とす気持ちで仕上げることがナチュラルメイクを作るコツとなります。

面接における服装の注意点

これまで説明したポイントのほかにも、中学受験の面接に向けた服装選びには注意点があります。特に気を付けたいのが、「奇抜で目立つデザインは避ける」「重ね着など体温調節ができる服装にする」「着慣れていて動きやすい服装にする」ということです。ここでは、これら3つの注意点について説明いたします。

奇抜で目立つデザインは避ける

受験では、筆記試験の成績や面接での応答、態度、さらには服装なども含めて全体的に評価されることが一般的です。筆記試験や面接の対策がきちんと取れていても、当日に奇抜な服装をして面接官などの印象を悪くすれば努力が台なしになってしまう可能性もあります。面接官は面接で、「受験者や保護者が場にふさわしい服装をしているか」「身だしなみは整えているか」をしっかりとチェックしています。面接時に子どもの個性をアピールすることは大切ですが、服装を個性的にする必要はありません。

悪い印象を与えないようにするためにも、周囲から浮いてしまうような奇抜なデザインの服装は避けることが大事です。派手な服装やカジュアルすぎる服装は当然のこと、反対にかしこまりすぎた過度にフォーマルな服装も着ないほうが良いでしょう。

重ね着など体温調節ができる服装にする

中学受験がある時期は一般的に寒い季節です。大切な受験シーズンに体調を崩さないようにするためにも、受験会場へ向かう際にはしっかりと防寒対策を取っておかなければいけません。ただし、外は寒い日でも室内は暖かいことが通常です。学校に入った途端に暑くなり汗をかいてしまって、そのままでいれば風邪をひいてしまうこともあります。また、暑さからのどが渇き、緊張とあわせて面接時に言葉が出なくなってしまう恐れもあるでしょう。そのため、気温の変化に応じて簡単に着脱できる服装にしておくと安心です。いつでも脱いだり着たりができる重ね着をしておけば、状況に合わせて体温調節ができるようになります。

着慣れていて動きやすい服装にする

受験では、少しフォーマルな服装をすることが大切ですが、着慣れていない服装でいると試験に集中できない子どももいます。国立や私立の多く、また一部の公立など制服のある小学校へ行っている子どもは、普段着用している着慣れた制服で面接を受けることも可能です。しかし、小学校で制服を着用していない場合には、普段と違うため試験中や面接中に気持ちが落ち着かなくなる可能性もあります。ブレザーなどの服装に慣らすため、受験前に着る機会を作っておくことが必要です。受験時に着る服装は模試などを利用して着用慣れしておくようにしましょう。

面接時の服装に合わせて持っていくと便利なもの

受験当日は、できるだけ荷物がかさばらないように必要最低限のものだけ持って行くことが求められます。ただし、受験に向けた万全な準備として面接の服装に合わせて持って行くと便利なものもあります。ここでは、主な例として風邪対策のためのマスクやのど飴、雨の日対策として必要なレインコートや折りたたみ傘の必要性について紹介します。

マスクやのど飴で風邪対策

受験生にとって体調管理はとても重要です。受験日に体調を崩してしまうと、今までの苦労が水の泡となってしまうこともあります。受験シーズンは、特にインフルエンザや風邪などが流行しやすい時期です。会場までの行程だけではなく、試験会場でほかの受験生から風邪をもらってしまわないよう、風邪対策としてマスクを着用しておくと良いでしょう。マスクは、イラストや色が入ったものではなく白いものを選んだほうが無難です。また、寒い時期であるため、電車のなかや教室内では暖房を使用しています。

暖房による乾燥でのどがカラカラになりやすいので、マスクのほか、のど飴も準備しておくと安心です。ただし、学校から認められていない時間や場所でのど飴をなめることはマナー違反となるため避けるようにしましょう。

レインコートや折り畳み傘で雨の日対策

受験日前には、当日の天気を確認しておくことが大事です。しかし、数日前の予報では雨が降らないことになっていても、受験日に予報が変わって雨が降る可能性もあります。そのため、当日になって慌てないためにもレインコートや傘などの雨具は事前に準備しておくことが必要です。また、当日に天気予報を再確認して「雨が午後から降るのか」「1日中降り続けるのか」「降る量はどれくらいか」などもチェックしておくようにしましょう。短時間のみの降雨となりそうならコンパクトに持ち歩ける折り畳み傘が便利です。1日中降る場合や大雨の場合には、体を雨から守れる通常サイズの傘を持参したほうが安心できます。

また、大雨や大雪などの予測があったら、念のために濡れたときの替えとなる靴下も持って行くと風邪対策につながります。持参する雨具は、服装と同じく奇抜なデザインのものは避けたほうが無難です。ノンブランドで紺や黒のような地味な色をした無地がよいでしょう。ビニール傘はシンプルですが、フォーマルに近い服装には不釣り合いです。

ベストな服装を理解して中学受験に合格しよう

中学受験の面接では、場にふさわしいベストな服装を理解しておくことで、面接官に好印象を与えることができるようになります。子どもにとって最善の状態で当日を迎えるためには、体調を崩さない寒さ対策となる服装や、普段の力を発揮しやすい着慣れた服装を選ぶことも重視されるポイントです。しかし、面接官の印象を左右するコーディネートをきちんと検討しておくことも重要となります。中学受験を無事に乗り越えるためにも、当日の服装を一度親子で相談してみてはいかがでしょうか。

湘南ゼミナールでは、春を中心に全学年を対象とした保護者面談を行っています。面談は、随時希望を受け付けていて、中学受験に関するさまざまな不安点を相談することも可能です。保護者ともコミュニケーションを取りながら合格に向けた協力体制を取っているため、安心して合格を目指すことができます。授業の内容や体制などについて気になった際には、気軽に資料請求することもできるので、ぜひ検討してみてください。