湘ゼミコラム

公立中高一貫校受検

【中学受験】小学生の子どもが受験するメリットやおすすめの学習塾を紹介

2019.04.25

小学生の子どもの進路を考えるにあたっては、中学受験も選択肢の1つです。より良い環境で学ぶ機会を得ることは、子どもの将来の選択肢に大きな影響を与えることでしょう。この記事では、子どもが中学受験をするメリットや中学受験を成功させるためのポイントについて紹介していきます。

中学受験は増えている?私立・公立中の受験者数の傾向

首都圏模試センター・中学入試レポートによると、首都圏の中学受験者数は2015年から増加傾向にあります。かつて2008年のリーマンショック以降、中学受験者数は年々減少の一途をたどっていました。しかし、教育の変化やグローバル化が叫ばれるなか、2020年には大学入試改革もあり、日本の教育環境は否応なく変化を強いられています。2019年度以前に実施されてきたセンター試験の過去問などは、まったくとまではいわないものの、通用しない部分も出てくることでしょう。受験者数が増加へと転じた一因として、こうした日本の教育環境そのものの変化があることは、否定できません。

また、かつて一世を風靡したPHSが今や見る影もないように、技術の進歩が10年、20年先はどのような発達を遂げてゆくのかを見定めるのは難しい時代となってきています。現在小学校である子どもたちが、成人を迎えるころに社会がどのように変化しているのかを見通すことは困難です。このような背景もあり、早い段階から高いレベルの中学に進学させようとする親が増えてきています。教育に限らず就職環境さえもが複雑・多様化してきており、子どもたちは、大学を出るとしても10年後の未来には、当時の大人でさえ予想もつかない社会に立ち向かわなければなりません。そんな変化の激しい時代において、親としては子どもがより一層社会へ適応していく必要性を感じるのは、不自然なことではないでしょう。

子どもにとって何が良いの?中学受験の3つのメリット

中学受験を乗り越えると、子どもたちを取り巻く環境は大きく離れます。場合によっては、地元を離れ遠くの学校へと通う必要があることもあるでしょう。ここでは、子どもが中学受験をすることのメリットについて紹介していきます。

中高一貫校のため集中して部活と勉強に取り組める

進学先が中高一貫校である場合に高校への進学は、「内部進学」という形をとることが多い傾向です。この場合、高校受験がなかったり、あっても形式的なものであったりするなど、子どもは中学・高校の6年間を同じ環境で過ごすことができるようになります。「部活動に取り組ませたいので、中学受験は控えたほうがよいのでは?」という意見もあるかもしれません。しかし、中高一貫校の場合、かえって子どもはのびのびと部活動に励むことができる場合もあるのです。

カリキュラム自体も6年での学習を前提としたものになっており、高校進学に向けての心配をせずに済む場合が多いでしょう。もちろん、学習環境は整っていることで大学受験のための勉強にも集中して取り組むことができるでしょう。

レベルの高い教育環境で成長できる

中学受験の難易度は、特に難関校ともなると決して低いものとはいえません。しかし、いざ合格すれば、子どもはレベルの高い教育を受けることが期待できます。狭い関門を潜り抜けてきていることもあり、周りの生徒の学力も必然的に高いものとなるのです。学校全体で常に競争意識を持っているため、子どもは勉学に励むことが可能といえるでしょう。また、施設や設備の整っている学校が多いため、過ごしやすい環境であることもメリットです。英語に関しては、ネイティブスピーカーの教師から直接授業を受けることができる学校もあります。

難関校とまではいかなくても、中堅および下位の私立校には面倒見が非常によいところがあります。公立校では、教員に「平等に教えること」が求められているため、結果として勉強面で置いて行かれてしまう子どもが出ることも珍しくありません。そのため、自分から動くことがあまり得意でないタイプであれば、面倒を見てもらえる私立へと進学したほうがよいこともあります。

受験に失敗しても今後の人生の原動力になる

子どもが中学受験をしたとしても、必ずしも合格するとは限りません。第一志望校に合格できないこともあれば、いわゆる「滑り止め」にも受からないといったことさえありえます。何をもって失敗とするかは人それぞれです。しかし、「皆が皆、合格できるわけではない」ということは、念頭に置かなければなりません。望んだ結果が得られず、落ち込む結果となってしまうこともあるでしょう。しかし、不合格になったとしても試験までに努力したプロセスまでもが無駄になるわけではありません。

受験をする機会は、ここで失敗したとしても高校や大学への進学時にもあります。長い目で見れば、こうした際にかつて受験をした経験を活かすことができるのです。

中学受験は私立中学と公立中学(中高一貫)のどちらが良い?

中学受験を検討する際には、「中高一貫の公立中学」「私立中学」のどちらかを選ぶ必要があります。両者の一番の違いは授業料にあり、公立中学の場合であれば、一般の公立中学と同じく授業料は無償です。しかし、私立の場合では全国の平均で年間44万円の費用がかかってきてしまいます。あくまでも平均なので、高い私立校であれば年間100万円ほどかかる場合もあるほどです。一方で、高校受験のことを考える場合、塾にいく場合にはそれなりの金額がかかってきます。

教育内容と費用、そして3年間、あるいは6年間の生活をトータルしたうえで、より理想に近いものを判断するのがよいでしょう。総じて見ると公立中学への受験が、家庭への負担が少なくて済むことが多くなります。ただし、これは金銭的な面のみでの話なので家庭でそれぞれのメリットとデメリットも踏まえておくことが大切です。

親は何を意識すればいい?中学受験成功のための3つのポイント

ただ、やみくもに勉強するだけでは中学受験を成功させることは難しいです。より確実に合格をつかむためには、環境を整えることも必要といえるでしょう。ここでは、中学受験成功のためのポイントについて紹介していきます。

子どもへのサポートに力を入れる

子どもが中学受験をするにあたって、子どもひとりで乗り切ることは非常に難しい傾向です。そのため、志望校選びなどは全面的にサポートする必要があります。また、受験勉強をしていくにつれて、精神的にも疲れが出てくる可能性にも気を付けなければなりません。子どもたちの多くは、これまで経験したことのないようなプレッシャーに立ち向かわなければならないのです。しっかりとしたコミュニケーションをとるなど、精神面のサポートも重要となってきます。

受験するかどうかは早い段階で決める

中学受験の対策は、早い段階で行うことがよい場合が多い傾向です。余裕を持って勉強に励むことができるため、受験するかどうかは可能な限り早く決めてしまうことが大切といえるでしょう。詰め込まずに済むのは、勉強に取り組むうえでは大きなアドバンテージです。しかし、「中学受験は、小6になるころからでは無理」というわけではありません。多少なりと子どもの負担は増えますが、遅れたぶんの巻き返しはできる範囲です。ただ、早い判断ができたほうがベターということは理解しておきましょう。

家庭教師ではなく塾を選ぶ

子どもに勉強する環境を与えるにあたっては、家庭教師か塾のどちらかが選ばれることが多い傾向です。家庭教師の場合は、通う手間は必要なくマンツーマンで教えてくれることも特徴です。しかし、家庭教師との相性が悪かったり、受験向けのカリキュラムがなかったりすると勉強の効率が悪くなってしまうこともありえます。一方、塾では中学別に特化したカリキュラムがあるところが多い傾向です。また、他の生徒と一緒に授業を受けることで、切磋琢磨し合い効率の良い勉強ができることもあります。

ただし、塾の場合はマンツーマンではないこともあるため、塾のデメリットも踏まえておくべきでしょう。子どもの状況によっては、併用することも視野に入れておくと良いかもしれません。

中学受験のための学習塾の選び方とは?

「学習塾」と一口にいっても、その数は非常に多いです。子どもの将来に関わることですから、どの塾を選ぶかは、よく検討する必要があるでしょう。ここでは、中学受験のための学習塾の選び方について紹介していきます。

授業レベルは高いか

中学受験で難易度の高い学校を目指す場合には、授業のレベルがそれなりに高い塾を選ぶ必要があります。小学校の内容だけでは、偏差値の低い私立校にすら合格することが難しいです。同様に、レベルがあまり高くない塾の内容だけでは、難関校に太刀打ちできないおそれがあります。そのため、受験予定である学校の難易度に見合った塾を選ぶことは、大切なポイントといえるでしょう。見極めの判断ポイントとしては、塾での合格実績やカリキュラムの内容を参考にすることが挙げられます。また、講師の質も軸に据えたうえで、塾選びをするとよいでしょう。

料金システムはわかりやすいか

子どもを塾に通わせる場合には、費用も気になる要素でしょう。家計に直接響くことでもありますから、慎重にならざるをえない家庭も多くあるかもしれません。塾でかかる費用を確認するためにも、塾側でどのような料金システムを導入しているかについて把握しておくことが大切です。料金を支払うタイミングや模擬試験費、夏季や冬季の講習費に関しても、塾によってそれぞれに異なります。また、あくまでも対人サービスであるため、子ども同士、あるいは子どもと講師との相性の良し悪しはあるものです。申し込みをしてからでもキャンセルができるよう、クーリングオフの有無もあわせて確認しておくのが理想的でしょう。

講師と密にコミュニケーションをとれるか

子どもが塾に通うなかで、きちんと授業についていけているかどうかは重要なポイントです。交友関係なども子どものやる気には影響してくるので、塾での様子は親としても把握しておきたいところでしょう。そのため、保護者向けに講師との面談や説明会を開催しているかを確認しておくことが大切です。また、子どもの塾での現状を把握しておくことは、家庭でコミュニケーションをとるうえでも望ましいことでもあります。そのため、こうした面談や説明会が定期的に催されているのであれば、なおよいでしょう。

中学受験(公立中高一貫校)のための学習塾は湘南ゼミナールがおすすめ!特徴は?

公立中高一貫校の受験では、先に触れた通り塾選びが重要となります。学習塾は、星の数ほどありますが、そのなかでも湘南ゼミナールが特におすすめです。ここでは、湘南ゼミナールの特徴について紹介していきます。

独自のQE授業を採用している

湘南ゼミナールでは、オリジナルの「QE授業」という授業方式を採用しています。QE授業とは、子どもたちに自ら考える機会を与えることで、より原理・原則の理解を深くすることを狙った湘南ゼミナールの特徴的な授業スタイルです。QE授業においては、テキストを用いずに直接問題を出します。この際、テキストを見ることがないために、講師は必然的に子どもたちの様子をみる時間が長くなるのです。また、挙手確認を通じて褒めることを繰り返すことで、ライブ感を意識した授業展開がなされています。生徒の理解度にあわせて進度を変化させることで、価値を最大限高めるよう工夫がされた授業は湘南ゼミナールで学ぶうえでの大きなポイントです。

講師のレベルが高い

湘南ゼミナールでは、講師同士で授業の質を勝負する「Q-1グランプリ」が開催されています。模擬授業を行い、講師同士で競い合うことで、より質の高い授業を行えるよう意識を高め合うことが狙いです。また、湘南ゼミナールの講師には国語なら国語の専門、算数なら算数の専門といったように科目別に担当がいるため、講師の質も科目ごとに特化され、授業の内容もよりわかりやすいものとなります。加えて、教務研修も行われており、専任の教務支援チームが用意されているため、講師たちへのバックアップも万全といえるでしょう。

学校別で受験対策ができる

湘南ゼミナールでは、公立中高一貫校対策コースが用意されています。公立中高一貫校対策コースは、南附中講座や相模原・平塚中等講座、サイフロ附属中講座などのように、学校別にわけた講座を受講することが可能です。中学受験においては、各受験校によって問題の傾向は大きく異なってくることがあります。そのため、授業レベルで志望校に合わせた受験対策ができることは、受験勉強において大きなアドバンテージとなりうるのです。週1回土曜日のみの対策講座なので、平日行われている授業との併用をすることもできます。子どもに合わせた学習スタイルが選べることは、湘南ゼミナールを選ぶうえでの大きなポイントです。

中学受験対策(公立中高一貫校)のための塾は湘南ゼミナールを選ぼう!

公立中高一貫校の中学受験をすることで、子どもは高いレベルの学校に進学することができます。また、整った環境で中高生としての生活を送ることができるため、学習のみならず部活動や集団生活においてもより充実した日々を過ごせるようになるでしょう。湘南ゼミナールでは、公立中高一貫校対策講座が用意されています。中高一貫校を検討する際は、ぜひ視野に入れてみてはいかがでしょうか。