湘ゼミコラム

高校受験・入試

中学3年生 入試までの半年間をイメージしてみよう

2018.08.09

「半年後の入試」ための2学期

夏休みも中盤。

始まったころに比べると終わりもみえてきました。

中3生は入試まであと半年を切りました。

まだ半年ある、という考え方ももちろんあるのですが、2学期は毎月何かしら入試に向けた行事があるため、気づいたらあっという間に12月となり、入試まであと2ヶ月ということになりかねません。

今回は、受験生にとって2学期に何があり、どんなことをすべきかをご紹介いたします。

残った夏休みでしておきたいこと

中学校で出る夏休みの課題塾の夏期講習の宿題をこなすのは、当たり前として、受験のための情報収集をこの時期に済ましてしまうことも、とても重要です。

受験生にとって、入試対策で一気に力を伸ばしたい2学期の学習はとても重要です。

公立私立問わず、説明会がない時期でも見学できる学校がほとんどです。

時間のあるうちに情報収集を積極的に行うことで、半年間の中での時間の有効活用をしましょう。

秋深まった時期の休日に、半日以上を情報収集に費やすのか、勉強にあてるのかで、得られる成果は大きく変わります。

定期テスト対策も!

2期制の中学校では、夏休み終了と同時に前期期末テスト期間が始まります。

湘南ゼミナールでもお盆のあたりからテスト対策の学習に入れるようにカリキュラムを組んでいます。

入試に使う中3成績は、12月までの結果で決まってしまうため、2期制の学校だと成績に入る定期テストは3回しかありません。

前期期末は2回目の定期テストで、残りはあと1回。絶対に気を抜くことのできないテストだと捉えたほうがよいでしょう。

前期内申のとらえ方

9月末から10月頭にかけては、前期内申が発表されます。

神奈川県では全県レベルで見ると、中2学年末の内申から中3前期の内申は下がることが多いというデータがあります。

志望校が明確になるにつれて、目標内申も明確になってくるため、内申が下がるとショックを受けることも多いと思いますが、前期内申は県入試には関係のないものです。

どんな内申であっても、気持ちをすぐに切り替えて、今できることに全力を注ぐ姿勢が重要になります。

情報収集が夏にできなかった場合の最後のチャンス

一方高校側の行事でいうと、9月は多くの高校で文化祭シーズン。

また、10月以降は多くの高校で説明会やオープンスクールが行われます。

実際の立地や校舎、高校の雰囲気や、在校生たちの生の表情を知る最後の機会となります。

進路選択に向けて、大切なことは、「比べる」ことです。

夏休みにゆっくり考えられなかった場合は、勉強しながら、将来のことをしっかり考えましょう。

遠い将来のことでなくても構いません。

自分がどのような高校生活を送りたいかを明確にしていきましょう。

公立・私立関らずにいろんな高校の説明会に足を運び、高校の先生が話すことや在校生がプレゼンすることをよく聴いて、きちんと比べて納得して、自分で行きたい高校を決めることは、残り数ヶ月の学習のエネルギー源になることでしょう。

秋に焦らないための心の準備

秋になり、一生懸命勉強していると、一日一日を短く感じることも多いです。

特に、土曜日・日曜日に文化祭や説明会に多く参加していると、一週間があっという間に過ぎてゆく感覚になります。

そうしているうちに11月となり、入試に利用する内申に加味される最後の定期テストが始まります。

10月は、11月の定期テストのための準備期間であることを認識しつつ、必要に応じて上記のような高校選びを両立しましょう。

そう考えると、部活を引退していたとしてもなかなかハードな時期となります。

そのためにも、今この時期からの残った夏休みの使い方が重要になるのです。

最も避けたいのは12月になってから焦ること

11月末から12月にかけて、中3の内申が発表され、私立の併願を最終決定することになります。

冒頭に述べた「気がついたら12月」、というのは、ここまで書いたことに意識して取り組めば必ず避けられます。

高校選び学校の学習入試対策両立、これがここから4ヶ月のキーワードです。

夏期講習はいよいよ明日、まとめテスト。

その先にはテスト対策が始まります。

お盆休みは高校選び定期テスト対策まとめテストの解きなおし両立をするチャンスです!

例年にない暑さの中での夏期講習。ここまで本当に頑張りました!

体調面を整えて、またⅢ期を頑張りましょう!