2018.06.01
【準備1】「志望校」って何?
まずはこれから。
志望校とは何でしょう。
「行きたい学校」「受けたい学校」「受ける学校」などなど様々な言葉が出そうですね。
ということで、「志望校」を次のように定義します。
それは・・・
「受ける可能性がある学校」!
「行きたい学校」「受けたい学校」「受ける学校」との違いを考えます。
【準備2】何のための志望校?
それはもちろん、「行きたい学校」に合格するためです。
ですから、「行きたい学校」は「志望校」に入りますが、それだけでは足りません。
この時期、来年の春、高3生、中3生や中学受験をする小6生でなければ、再来年以降の春のことを間違えなく予測できる人はいません(と筆者は思っています)。
予測できない(ということが分かった)のに、「行きたい学校」だけを受ける準備をしているのって、不安が増しませんか?
「不安が残る準備」でやめてしまうのではなく、「不安を解消するための準備」が必要になってきます。
その準備とは・・・
「『想定外』を無くすために『想定の範囲』をできる限り拡げておく」ことです。
拡げた「志望校」の中から「実際に受験する学校」を選ぼう!
志望校は事前準備。
受験校は実際の行動。
入試直前の時期はちょっとしたことで気持ちが揺れてしまいます。
「成績が上がって、急にチャレンジすることになった。」
「成績が伸びず、受験校を変更することになった」
「今までの志望校のことが、急にそうでもなくなってしまった」(意外とあります・涙)
準備ができてい中でこんなことが起こると、なかなか勉強にも集中できません。
「『受ける可能性のある学校』を拡げて準備してあると、その準備に応じて、『実際に受験する学校』を選ぶだけ」です。
想定外のトラブルが「ある」か「ない」かの違いは、入試直前期の伸びに直結するとても大切なことなのです。
「本当に不吉なこと」とは? ・・・大人にできること
「希望が叶わないかもしれない」と考えるのは不吉ですね。
しかし、
「準備ができていなかったから、行く高校がなくなった」
ということと比べたらいかがでしょう。
「志望校」という言葉には「第1志望」「第2志望」という言葉もついてきます。
第1志望の学校に合格する後押しをすることも大切ですし、「想定よりも成績が上がった」「想定どおりに成績が伸びなかった」といったときに歩む道を第2志望・第3志望・第4志望・・・として準備しておく必要があります。
むしろ、第1志望に安心してチャレンジするために、第2志望、第3志望・・・を用意する必要があるといっても言い過ぎではないのです。
特に、6月という入試までまだ時間があるこの時期であれば、その志望は「第5志望」「第6志望」と拡げておいて悪いことはありません。
何かに失敗したとき「想定外のことが起こった」という言葉をよく耳にします。
反対に想定の幅を広げて、しっかり準備することで、「失敗」は確実に減らすことができるのです。
そして、それは目の前の目標に集中している受験生本人よりも、一歩離れて冷静な目で見ている大人にこそできることなのです。
6月16日(土)にはパシフィコ横浜にて「神奈川県 全公立展」も開催されます。
神奈川以外でも同様のイベントは大きなチャンスです。
沢山の学校から話を聞いて志望校を拡げましょう。