湘ゼミコラム

高校受験・入試

中3受験生/高校入試まであと半年!後悔しない準備と外せないポイント

夏休みが終わり、高校入試まであと半年を切りました。

「まだ、半年ある」「もう、あと半年?!」と、感じ方も異なるであろう期間。

余裕があるように感じていても、2学期以降は毎月何かしら入試に向けた行事があるため、「気がつけば、あっという間に12月」「入試まであと2ヶ月!!」とカウントダウンに迫られる感覚にもなりかねません。

この先の半年間は、入試への準備・意識のもち方で差が出やすい時期です。

受験生にとって、2学期以降では何があり、どんなことに取り組むとよいか、入試までの残された期間を有効活用するために意識したいポイントをご紹介します。

「半年後の入試」のための、2学期の過ごし方

本格的な志望校選びのため、夏休み期間を活用して、各高校の説明会や学校公開に参加された方も多いかと思います。

「まだ志望校を選びきれていない」という方も心配はありません。
公立・私立問わず、説明会がない時期でも見学できる学校がほとんどです。

9月には、多くの高校が文化祭シーズンとなり、パンフレットや説明会では見られないようなリアルな高校生活を在校生たちの様子から感じ取れる、貴重な機会です。
また、10月以降にも多くの高校で説明会や学校公開が行われます。
実際の立地や校舎、高校生の雰囲気を知る最後の機会となります。
(※コロナウイルス等の影響により変更される可能性があります)

受験生にとって、入試対策で一気に力を伸ばしたい2学期の学習はとても重要です。
秋が深まった時期の休日に、半日以上を情報収集に費やすのか、勉強にあてるのかで、得られる成果は大きく変わります。
時間があると感じられるうちに情報収集を積極的に行い、「入試まで半年」という時間を有効活用していきましょう。

夏休み明け定期テストの重要度は?

2学期制(前期/後期)の中学校では、夏休み終了と同時に前期期末テスト期間が始まり、
3学期制の中学校では、2学期中間テストが10月中旬頃から始まります。

入試の合否判定に使われる中3生の成績(内申)は、12月までの結果で決まってしまうため、2期制の中学校では成績評価に入る定期テストが3回のみとなります。
(※3学期制の中学校では2学期期末テストまでの4回)

内申向上のために残されたテストの機会は少ないため、
受験前の年末までに実施されるテストは、絶対に気を抜くことのできないテストだと捉えた方が良いでしょう。

また、新学習指導要領の実施に伴い、各中学校で新たに設けられた「単元テスト」でも、“日々の学習態度・取り組み方”が問われ、中3生の成績(内申)に影響します。

ですから2学期前半は、入試対策はもちろんのこと、定期テスト前に余裕を持って復習に取り組める時間を確保できるよう、日々の過ごし方を大切にしていきましょう。

※本記事では入試における成績評価などを記した調査書などを、「内申」と表現しています。

神奈川県の公立高校入試における内申の捉え方

公立高校入試の合否判定に使われる成績(内申)が出る時期は、各中学校の学期制度により異なります。
※下図、黄色にマークした箇所が合否判定の対象

2学期制(前期/後期)の中学校では、9月末から10月頭にかけて前期内申が出され、12月には後期中間内申が出されます。
3学期制の中学校では、2学期末に内申が出されます。

神奈川県では全県レベルで見ると、中2学年末の内申から中3前期の内申は下がることが多いというデータがあります。

志望校が明確になるにつれて、目標とする内申も明確になってくるため、内申が下がるとショックを受けてしまう方もいますが、2学期制の前期内申・3学期生の1学期内申は神奈川県の公立高校入試には関係のないものです。
このタイミングでは、どんな内申であっても気持ちをすぐに切り替えて、今できることに全力を注ぐ姿勢が重要になります。

内申は、定期テストの点数だけでなく、単元テストや授業における学習姿勢、提出物なども評価に影響します。受験生とはいえ、入試対策だけでなく、日々の学校での学習を怠らずに取り組むことが入試対策においても重要です。

情報収集が夏にできなかった場合のラストチャンス

進路選択に向けて、大切なことは、「比べる」ことです。

志望校について、「夏休み中にゆっくり考えられなかった」という場合は、
勉強しながら、自分がどのような高校生活を送りたいかを明確にしていきましょう。

そのためにも、公立・私立 関わらず、気になっている高校の説明会等に参加し、高校の先生や在校生の話をよく聞いて、比較し、納得できる高校を選んでいきましょう。高校選びと学校の学習・入試対策の両立、これが12月頃までのキーワードです。

自分でいきたい高校を決めることは、残り数ヶ月の学習のエネルギー源になることでしょう。

10月以降秋に焦らないための準備

秋になり、一生懸命勉強していると、
一日一日が短く感じることも多くなることでしょう。

特に、土曜・日曜日に文化祭や説明会に多く参加していると、1週間があっという間に過ぎていく感覚になります。

そうしているうちに、11月には、入試の合否判定における内申に加味される “最後の定期テスト” が始まります。10月は、11月の定期テストのための準備期間であることを認識しつつ、必要に応じて、前述のような高校選びを両立していきましょう。

合否判定に影響する年末の内申発表最も避けたいのは “焦り”

11月末から12月にかけて、合否判定に使われる中3内申が発表され、私立の併願校を最終決定する時期に入ります。
内申発表により、目標としてきた志望校との差異があれば、多少なりとも焦りが生まれてしまうこともあるでしょう。

しかし、受験勉強においては「不安」や「焦り」は大敵です。
公立高校入試までは、まだ時間があります。

年始以降の入試直前期には、直前の模試結果なども加味して、最終的な受験校を決定していきます。対策次第では、多くのお子様が入試直前まで学力を伸ばし続けます。

入試直前期を迎える前に、不安を解消するための準備として、
志望校の候補を考えるタイミングから「受ける可能性がある高校」の視野を広げておきましょう。志望校を複数設定しておくことで、第1志望にも安心してチャレンジできるのではないでしょうか。

内申結果だけでなく、コロナウイルス感染症など、あらゆる「想定外」が起こることもあります。“焦り”につながらないよう、入試を迎えるまでに「不安要素」を少しでも減らしておくことが大切です。

入試のサポート

湘南ゼミナールでは、各高校の入試概況や偏差値等のデータをもとにアドバイスをすることはもちろん、お子様一人ひとりの内申・日々の学習状況・模試結果、性格といったパーソナルな情報をもとに、面談を重ねてお子様にとってベストな選択をしていただけるようにサポートしております。

入試直前期においてお悩みの際も、テスト対策・入試対策のプロフェッショナルである湘南ゼミナールへ、ぜひご相談ください。

WEB資料請求窓口よりご希望をお申し込みください。

県教委/入試におけるコロナ対応 発表情報

神奈川県教育委員会では、令和5年度入試におけるコロナウイルス感染症または濃厚接触者の認定により学力検査等(追検査含む)の全ての日程を受検できなかった人を対象に、さらに追加の検査を設けています。

[学力検査等の期日]令和5年2月14日(火)
[面接及び特色検査の期日]令和5年2月14日(火)、15日(水)及び16日(木)
[追検査の期日]令和5年2月22日(水)
[合格者の発表]令和5年2月28日(火)

[追加の検査の期日]令和5年3月9日(木) ※コロナウイルス関連での対応
[追加の検査の合格者の発表]令和5年3月15日(水)