【共同通信社 市川記者 × 湘南ゼミナール/コラボ授業】後編

2019.03.25

生徒たちが一生懸命向き合っている、勉強。

その先にある生徒たちの未来の選択肢を増やしたいと、共同通信社 市川記者(大阪支社/社会部)と、湘南ゼミナールのコラボにて実現した、特別授業の後編をお届けします。

前回学んだジャーナリズムをもとに、

今回は実際に生徒が模擬記者会見で記者となり、新聞記事を書き上げます。

それでは、特別コラボ授業/後編のスタートです!

自分で情報を取りに行く。

————————事案:児童の情報入りUSBを紛失した小学校教諭。その模擬記者会見に、生徒が記者として臨む。

(共同通信社/市川記者)

1つの事象を捉えてみてください。

とある小学校教諭が、生徒の個人情報が入ったUSBを紛失した事件です。

新聞記事になるよう、取材してください。

————————模擬記者会見の会場に入ってくる、中河内教諭(仮称)

(中河内教諭)15日にUSBを自宅に持ち帰って、16日にカバンの中になかったのでそこで気付いて、、、実際に警察に届けたのが18日。その後校長に届けました。そこでタイムラグが出ました。USBについては完全に学校のものではなくて、私の私物です。

(生徒質疑)USBの中身の個人情報とは、具体的にどのようなものが入っていたのでしょうか?

(中河内教諭)2学期の終業式間近なので、生徒の成績に関するデータです。コメントとか、成績のデータが入っていました。

————————と、会見中にタジタジな様子の中河内教諭(仮称・演技)

(生徒質疑)普段はどんな様子でUSBを持っているのですか?

(中河内教諭)基本的にはカバンの中に閉まっている。学校で取り出して使った後、私の記憶では、カバンに戻したと思っていましたが、次の日カバンを見たら無かった。

(生徒質疑)USBメモリに入っていた生徒の成績のデータは今後どのように生徒の成績をつけるのですか?

(中河内教諭)学校のパソコンにも同じデータが残っていますので、成績は付けられます。

(生徒質疑)タイムラグについてなんですけど、16日に気付いて、届けたのが18日。気付いてからなぜすぐに届けなかったのですか?

(中河内教諭)その前日に学校からの帰りにまず電車に乗って飲食店に寄りました。

無くなったのに気付いてから鉄道への連絡とか、飲食店に無かったかを問い合わせていました。

(生徒質疑)どうして落としたと思いますか?

(中河内教諭)年末で忙しかったのと、新しく担任になったばかりだったので、少し疲れていたのかもしれません。

(生徒質疑)名前と年齢を教えてもらえますか?

(中河内教諭)中河内 ○○、25歳です。

—————————-実際に市川記者が取材方法を伝授

(市川記者)

謝罪会見で、謝罪がなければそれだけでニュースになります。
どうしてこうなったのか、誰に被害があるのかを明確にし、謝罪の持つ意義を明らかにすることが大切です。
謝罪を求めている被害者の立場に立って気持ちを想像し、会見で何を聞くべきか考えます。

————————模擬記者会見で実際に記者が質問すると、、、

(市川記者)

16日に気付いてから、18日に連絡するまでのタイムラグについて、見つかれば、無くしていたことを隠蔽しようと思っていたのではないですか?

(市川記者)

フルネームと生年月日、出身地を教えてください。

→生年月日を確認するのは必須です。なぜならば、会見翌日には年齢が変わってしまう可能性があるからです。

————————市川記者からの鋭い質問に更にタジタジの中河内教諭(仮称)の様子を食い入るように見てメモを取る生徒たち

————————模擬記者会見終了後、実際に新聞記事を書いてみる。原稿用紙は、新聞1段分と同じ(11〜12文字)の縦書き。

————————一生懸命取組む生徒たちの新聞記事。書かれた記事を市川記者が講評。

(市川記者)

とても良い記事ばかりで驚きました。

こちらは主題が冒頭に書かれており、とてもキャッチーでいいですね!

例えば、「」で括る場合は、当事者が実際に発言したという意味合いを持つため、正確な内容が必要となります。

記事によっては、事実だけでなく”今後の〇〇に期待したい” などというように、取材した記者の思いが入るものもある。ただし、この場合でも内容の正確さと、その思いの根拠を明確にすることが必要です。。

————————生徒の中でも特に評価が高かった新聞記事はこちら。これは中学2年生が書いたもの。

————————まとめ

授業の最後には、生徒から市川記者への質問時間を設けました。

この授業を通して、記者の仕事に対する興味の湧いた生徒たちからは、「一番印象に残っている記者会見は?」、「今までに一番大変だった取材は?」、「一番達成感があったことは?」「質問が鋭かったが、そういう質問ができるために普段から心がけていることは?」などとたくさんの質問が飛び交いました。

(市川記者)

今日の授業を通して、いろいろな記事やポスターを見たと思いますが、アンテナっていうものの立て方は人それぞれで、どこでひっかかるか分からない。自分の頭で考えて、これおかしい、違うな、って思うことをそのままにせず、自分で調べたり、まわりに聞いたり、友達と話し合ったり、そういう意見を率直に交わせるような学校生活をしてほしい。

————————市川記者は、自身が中学生のころに感じた、届かなったはずの市民の声が、新聞に載って全国に届いた様子を目の当たりにした経験から、記者を目指すようになり、夢を実現した1人の大人。

<参加した生徒の感想より一部抜粋>

・ さまざまな視点・考えによって、いろんなことが起こること、自分の意見を持つ大切さが分かって良かった。

・ 記者と言うのは具体的に何をやっているのか知らなかったので、知れてよかった。何よりこういう仕事も選択肢の1つだということが分かった。

・ 普段聞けないこと、インターネットや本だけでは分からないことが知れてよかったです。記者の視点で様々なことを見る事ができるようになりたいです。

・ もともと記者になりたかったけど、実際に夢を叶えた大人を見て、その気持ちが強まりました。

・ 普段見ている記事の裏側が知れて面白かった。

・ 最後に本物の記者に質問できて良かったです。実際に会見をひらき、記者の気分になることができました。

参加された生徒と保護者の皆さま、ありがとうございました。

今後も、湘南ゼミナールVISONARY SWANSでは、生徒のみなさんの勉強の先の未来を広げる特別授業を開催すべく企画中です!

気になる方はぜひ湘南ゼミナール難関高受験コースまでお問い合わせください。

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※※本企画は共同通信社 市川記者と湘南ゼミナール双方が、CSR(社会貢献)活動の一環として、難関高受験コースの生徒向けに無料にて行っております※※

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