勉強法とキャンパスライフを現役東大生に徹底取材!「東京大学に決めた理由/Case03:中澤透子さん」

東京大学を目指し、受験生活を乗り越えた先にはどんな生活が待っているのか…。
東京大学でのリアルな学生生活と受験期の取り組みについて、現役東大生に取材した特集記事の第3弾をお届けします。

今回は、東京大学4年で現在は大学院への進学を目指して「大学院入試」に取り組む方をご取材しました。

ぜひ、以下よりご覧ください。

東京大学4年 農学部 生命化学工学専修植物分子生理学研究室
中澤 透子さん(22歳)/公文国際学園高等部卒

中澤さんは、神奈川県横浜市にある私立の中高一貫校「公文国際学園高等部」の卒業生で、現在は東京大学の4年生です。大学院への進学を希望されているという中澤さんに、大学での生活や研究内容、大学院入試について詳しく話を伺いました。

「東大」を意識し始めたのはいつでしたか?

中澤さん
中澤さん

もともと国公立大学の理系志望で、高3の4月くらいまでは東京工業大学(以下、東工大)を志望していました。ある時、学校の先生やマナビスの先生に「東大でもいいんじゃない?」と言われたのをきっかけに意識し始めました。それからは、東大か東工大どちらかに行くなら東大を目指そうと思うようになりました。

実際に入学してから「東大を選んで良かった」と思ったのはどんなところですか?

中澤さん
中澤さん

大学1・2年生の頃は、自分がどういう勉強がしたいかは決まっておらず、大学の授業を聞くうちにいろいろと見えるようにました。「数学が好きで数学科に行きたい!」とか「物理が好きだから…」などという人も居るかと思いますが、大学の数学や物理は高校のレベルとは全く違っていて…そういうギャップを知った上で学部に進めたのは良かったと思います。

現在所属する研究室では、どのような研究をしていますか?

中澤さん
中澤さん

私が所属する農学部 生命化学工学専修植物分子生理学研究室では、水分や温度などあらゆる環境ストレスに対応できる植物についての研究をしています。突然の異常気象や環境劣悪地にも対応できる作物の分子育種を目指した研究です。
中でも私は水不足に強い遺伝子を研究し、その遺伝子がたくさん働く乾燥に強い品種を研究しています。

研究室のゼミではどういうことをしていますか?

中澤さん
中澤さん

今年の4~5月はコロナの影響であまり研究が進められていなかったで、週1回くらいで研究室のメンバーが順番に論文紹介をしていました。最新の論文を読み、他の読んでない人に分かりやすく説明をするというものです。

研究内容を自分で深堀・発掘する機会はありますか?

中澤さん
中澤さん

自分でテーマを考えてとなると、学部生や修士の学生ではできません。大学院を卒業した「博士」の人がやるという感じです。私はそこまで進むことは考えていませんが、将来のために大学院まで進学して今の研究を継続したいと思っています。

大学院入試(以下、院試)では、どのような試験を受けるのですか?

中澤さん
中澤さん

院試は、筆記試験と論文または口述があります。
筆記試験では一般教育科目と外国語、専門科目があり、一般科目は科学と生物で内容としては大学受験とさほどレベルの変わらないものです。専門科目はいくつか自分で選ぶのですが、私の場合は植物生理学、分析化学、土壌学を選んでいます。
外国語は例年だと「TOEFL iBT」を大学で一斉に受けていましたが、今年はコロナの影響でなくなりました。
※試験内容・専門科目は学部によって異なります。詳しくは東京大学各学部のご案内をご覧ください。

大学院に進学する場合と、卒業する場合での違いはありますか?

中澤さん
中澤さん

基本的には卒業までの内容に変わりはありません。
東大では、1・2年生は全員が同じ教養学部に所属し、一般教養科目を学びます。2年生の夏に「進振り*」があり各学部に振りけられることとなります。
つまり2年生の秋から新たな学部の勉強が始まり、3年生はその学部の授業を受けていくこととなります。その後4年生になって研究室に入ります。
研究室で研究できるのは4年生の1年間だけなので、研究を深めていきたい場合には大学院2年間でやっていくという感じになります。

進振りとは・・・

「進学振り分け制度」の略称。大学1年生と2年生の途中までの成績をもとに、3年生からの進学する学部・学科を決定する進学選択制度です。2年生の前期までは駒場キャンパスで基礎的な知識と方法を学び、その後「進学選択」を経て2年生後期で進学が内定した学部・学科の基礎となる専門科目を学びます。

院試の試験対策にはどれくらいの時間を使えますか?

中澤さん
中澤さん

研究室によりますが、だいたい試験の2カ月前から”院試休み”という感じになります。
その間の研究は院試のためということもあり教授が考慮してくださいます。

東大での4年間で勉強のペースは変わりましたか?

中澤さん
中澤さん

1年生の時は必修授業も多く、課題も多く出されるので結構忙しかったと思います。私は将来、植物の育種などに関わりたいと思い農学部に所属していますが、こうした専門分野が明確になってからは勉強のペースもつかみやすくなりました。

現在はアルバイトで学習塾に努めているという中澤さん。東大を目指す学生さんへのアドバイスもしているということで、入試までに取り組んだオススメの勉強法などを教えていただきました!

以下、Q&A形式で中澤さんのご回答を掲載いたします。

受験勉強を本格的に始めた時期は?

A.高3の春休みから受験勉強を始めました。

高3の春休みから開始しましたが、部活の引退が5月だったのでそれまではなかなか時間が取れませんでした。部活が無い日はとにかく勉強をしていました。


受験勉強でやっておいた方がいいと思ったこと、オススメの勉強法は?

A.英語・数学・国語の3教科と、定期テストの内容をある程度固めること。

【英語】文法は問題の根拠を理解して解けるように復習し、英読解は音読をしながら頭の中で和訳をしていました。

【数学】予習では解けず、授業で解説された問題については自力で白紙の状態から答案を書けるようになるまで解き直しました。その際に「なぜこのような解き方をするのか」と、なるべく一般化するように試みました。

【国語】現代文の予習では、なるべく論理的に問題を解く(ここにこう書いてあるからこの選択肢は間違いなど)ように意識し、復習では解き直しはせず文章の要旨をつかむことを重視していました。古文は単語や文法を覚えたら問題を解きました。漢文は先生に勧められたので音読をしていました。言語なので古文漢文も音読は有効だと思います。

【理科】覚えるべきものは覚えて、あとは問題量をこなしました。特に物理では、「なぜこの公式を使うのか」といった型を意識しながら解きました。


学習塾には通っていた?

A.高3から河合塾マナビスに通いました。

河合塾マナビスは各映像授業がとても分かりやすくて、分からないところはAA(アシスタントアドバイザー)など校舎スタッフに気軽に聞けたので良かったと思います。


モチベーションを保つ秘訣は?

モチベーションがある状態を保って受験勉強するのは難しいと思います。

私は勉強を習慣化し、モチベーションがなくても当たり前のように勉強するようになることが重要だと思います。歯みがきにモチベーションが要らないのと同じですね。(笑)


受験期でバランスが崩れそうになったのはどんな時?

A.努力の成果が見えづらい時です。

高3の夏休み明けは辛かったように思います。

夏休み明けは模試の結果などが出ない時期なので、「夏休みに時間を取って必死に勉強してきたけど、どうなんだろう…。」という不安がありました。河合塾マナビスの先生からは夏の成果は3カ月後くらいには出るから、今は努力を続けようと励ましてもらいました。


受験期におけるご両親のサポートとして嬉しかったことは?

A.行きたい塾に通わせてくれたことです。

私がどこの塾に行くといっても、ああだこうだ言わずお金を払ってくれたことは有難かったなと思います。受験に際して自分の考えで物事を進められるようにサポートしてくれたのはとても感謝しています。


反対に、ご両親にしてほしいなと思ったことは?

A.お弁当を作ってもらえたら嬉しかったな…と思います。

高3の夏休みは自分でお弁当を作って食べていました。今思えば、自分の事は自分でやる、ということを大切にしてくれていたのかなと思います。


全部でいくつの大学を受験した?

A.東大、明治、慶應、早稲田の4大学です。

私は「第一志望に絶対入りたい」という想いが強かったです。


受験期における成績向上に有効だったものは?

A.河合塾マナビスの英文法・英読解のレベル3~授業です。

河合塾マナビスの授業にある、英文法のレベル3・4、英読解のレベル3はかなり分かりやすく、苦手だった英語の成績が上がりました。


志望校合格に向けて頑張っている受験生にアドバイス

「第一志望に受かるぞ!」という気持ちを強く持って頑張ってください。


以上、取材より。

※この取材は中澤さんのご協力により、オンラインにてインタビューを実施いたしました。東大を目指すお子さまや保護者様の参考情報となれば幸いです。ご協力誠にありがとうございました。※

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