湘ゼミコラム

勉強法

中1勉強しない10の理由とは?意欲を引き出す方法とサポート策を解説

「中1の子どもが勉強しない。どうしたらやる気を出してくれるのだろうか?」

このような悩みを抱える保護者の方は、少なくありません。

現代は、スマホなどのデジタルデバイスやゲームなど、子どもたちの学習へ向かう意欲を阻害する誘惑が、身近にあふれています。

とりわけ、小学校から中学校へ進学したばかりの中1は、好ましい学習習慣を身につけるべき大切な時期です。

中1で勉強しない状況が続けば、子どもの将来に大きな影響を及ぼすことになりかねません。

本記事では、中学1年生が勉強しない理由と、それに対する具体的な対策、親としての心構えについて解説します。

勉強しない中1を目の前にすると心配になるかもしれませんが、適切な対処をすれば、巻き返しは十分に可能です。

不安になりすぎず、やるべきことをひとつずつ、実践していきましょう。

1. 中1が勉強しない10の理由

「子どもが中1になってから、勉強しない」という事態に陥ったとき、まず大切なのは、客観的に理由を見つめてみることです。

以下に、中1が勉強しない10の理由をご紹介します。

当てはまるもの、近いものはどれか?という視点で、読み進めてみてください。

1-1. 中学受験で燃え尽き症候群になった

1番めの理由は「中学受験で燃え尽き症候群になった」です。

何年にもわたる過酷な中学受験の戦いは、大きなストレスを伴います。

過度なプレッシャーを抱えていた場合、受験が終わった後に、燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)を引き起こすケースがあります。

【燃え尽き症候群とは?】

それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること。

それまで意欲を持ってひとつのことに没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲をなくし、社会的に適応できなくなってしまう状態のことをいいます。

絶え間ない過度のストレスにより発生し、うつ病の一種とも考えられています。朝起きられない・職場に行きたくない・アルコールの量が増える・イライラが募るなどの症状がみられ、仕事が手につかなくなったり対人関係を避けるようになります。病気に対する抵抗力も低下し、人生に対して悲観的になることから、家庭生活の崩壊や最悪の場合には自殺や過労死に至ることもあります。

出典:厚生労働省「バーンアウトシンドローム」

中学受験を終えた直後は、開放感と安堵感が訪れるので、元気に見えることが多いものです。深刻なストレスを抱えているとは、気づきにくいかもしれません。

しかしながら、中学校に入学してから、これまでの負担がじわじわと現れることがあります。本来の学習意欲が薄れて、勉強するエネルギーを維持することが難しくなるのです。

燃え尽き症候群の場合、叱責や勉強の強制は、心にさらなる負荷をかけてしまうため、十分な注意が必要です。

1-2. 勉強に対する危機感が薄れている

2番めの理由は「勉強に対する危機感が薄れている」です。

中1の時期は、「勉強しないとまずい」という危機感や緊迫感を、感じにくい時期です。

高校受験をする子にとっては、入試までまだ2〜3年の猶予があります。勉強をする意欲には、結びつきにくいといえます。

中学受験を経て中高一貫校に入学した子に至っては、大学受験まで5〜6年です。遠い未来のように感じるでしょう。

中学受験を終えた開放感もあいまって、勉強せずに遊びたくなるのが自然な心理といえます。

そのような心理を踏まえたうえで、どう対処していくか?が重要です。

1-3. 新しい環境のストレスがある

3番めの理由は「新しい環境のストレスがある」です。

新しい学校、クラス、先生、友人、通学に伴う生活リズムの変化など、中1生の心と体は、新しい環境に適応するために、精一杯、がんばっています。

新しい環境への適応力には、個人差があり、時間のかかる子、不安や緊張が強い子もいます。

とくに、人間関係やクラス内での自分の位置(ポジショニング)に関するプレッシャーが安定するまでの間は、学習への集中力が低下する可能性があります。

1-4. 部活動や新しい友人関係が優先されている

4番めの理由は「部活動や新しい友人関係が優先されている」です。

前述の「新しい環境のストレス」も関連する点ですが、中1の時期には、部活動や新しい友人関係を優先したい気持ちが強くなることがあります。

部活動や友人関係など、勉強以外に割く時間も、中1生としては大切です。

ただし、バランスの取れた時間配分ができなければ、勉強で後れを取る一因になりかねないことは、注意しなければなりません。

1-5. 学習内容の難易度に対する挫折感がある

5番めの理由は「学習内容の難易度に対する挫折感がある」です。

中学校に入学すると、小学校時代と比べて、学習内容が一気に難しくなります。

中1の時期は、新しい教科、クラス、先生など、多くの変化にも対応しなければならないため、急に「勉強についていけない」という挫折感を味わう子がいます。

学習意欲を維持するためには、学習内容がその子にとって、適切な難易度である必要があります。難しすぎると、意欲が失われてしまうのです。

1-6. 自己肯定感が低下している

6番めの理由は「自己肯定感が低下している」です。

これは、中学受験に成功して、高レベルな進学校に入学した子に見られやすい兆候です。

小学校時代と比較して、周囲の友人たちの学力がレベルアップするため、相対的に自分の評価が下がったように感じてしまいます。

自己肯定感が低下すると、自分に対する信頼が揺らぎます。

「自分なら、やればできる」という気持ちは、学習意欲と直結しているため、やる気が失われ、勉強しなくなることがあるのです。

1-7. ゲームや漫画などの誘惑が強い

7番めの理由は「ゲームや漫画などの誘惑が強い」です。

中1生にとって、ゲームや漫画、YouTube動画などは、非常に魅力的に映る娯楽です。

とりわけ、勉強が難しくなったり、新しい人間関係でストレスがたまったりしているときは、現実逃避の先として、ゲームや漫画に興味が向くケースもあります。

その子なりに心のバランスを取ろうとしている可能性もあるため、単純に制限するだけでは解決につながらない点が、難しいポイントです。

1-8. 家庭環境が影響している

8番めの理由は「家庭環境が影響している」です。

家庭環境は、子どもの学業への取り組みに大きく影響を及ぼすことがあります。

【家庭環境の影響の例】

夫婦間の仲が悪い:家庭内の緊張感が子どもに影響し、学業に集中できない

きょうだいの受験:きょうだいのプレッシャーを感じ取って、ストレスとなる

親の介護:親が祖父母の介護をしていて、疲労している

経済的な問題:子どもが親のお金の心配を察知し、塾への通学を辞めたり、教材の購入を控えたりする

子どもは、親の感情や態度に敏感です。親の心配事が、子どもの心にも影響を及ぼすことがあるのです。

1-9. 健康面の問題がある

9番めの理由は「健康面の問題がある」です。

中学生になると、身体的な成長が著しく、ホルモンバランスの変化も起こります。

この時期には、睡眠の質や量、食生活の乱れなどが、学業への影響を及ぼすことがあるのです。

【中1生の健康面の留意点】

ホルモンバランスの変化:成長期特有のホルモンバランスの変化は、気分の波や集中力の低下を引き起こすことがあります。

睡眠不足:成長ホルモンの分泌が活発な夜間に十分な睡眠を取らないと、身体的な疲労や集中力の低下が起こります。

食生活の乱れ:バランスの取れていない食生活は、栄養不足を引き起こし、学業への取り組みに支障をきたすことがあります。

なかには、医療機関での治療が必要なケースもありますので、軽視せず、様子をよく観察する必要があります。

1-10. 教師との関係性が影響している

10番めの理由は「教師との関係性が影響している」です。

学校の先生との相性は、勉強のやる気に影響します。

新生活が始まり、新しい先生との関係を築くプロセスが始まる中1の時期は、とくに敏感な時期といえます。

【先生との関係性がうまくいかない例】

コミュニケーションの不足:コミュニケーションが不足すると、孤立感を感じ、学習意欲が失われることがあります。

指導方法が合わない:先生の指導方法が合わない場合、理解が進まずに挫折感を覚えるかもしれません。

信頼関係が築けない:先生との信頼関係が築けないと、子どもが先生のいうことを聞きにくくなることがあります。

関係性の構築には一定期間を要するので、長い目で見守る必要があります。大きく影響を受けている場合は、対処が必要となります。

これらの理由にどう対応していけばよいのかについては、続けてご覧ください。

2. 中1の子の学習意欲を引き出す本質的な考え方

ここまで見てきたとおり、勉強しない中1の子には、彼ら彼女らなりの背景があります。事情に配慮せずに、頭ごなしに叱るのは、よい選択肢とはいえません。

子どもの立場から見ると、言い分を聞いてもらえず決めつけた態度を取る親には、反抗したくなるからです。

ここでは、学習意欲を引き出す本質的なアプローチを確認してきましょう。

2-1. 学習意欲の基盤となる3つの要素

まず知っておきたいのが「学習意欲の基盤となる3つの要素」です。

【学習意欲の基盤となる3つの要素】

有能感:「自分は(やろうと思えば)勉強ができるんだ」という気持ち

自己決定感:「自分のことは自分で決めている」という気持ち

他者受容感:「自分はまわりの大切な人から受容されている」という気持ち

以下でそれぞれ見ていきましょう。

2-2. 有能感「やればできる」

有能感とは「自分は勉強ができるんだ」という気持ちのことです。

これは、かならずしも現状とはリンクしません。

たとえ現在の成績が悪くても、「自分は本気を出して勉強すれば、できる」と信じられる子は、有能感がある状態です。

親自身が、誰に何と言われようと、「この子はやればできる子」という揺るがない信念を持っていて、それを子どもの前でも表現している場合、子どもの有能感が育ちやすくなります。

たとえば、テストで悪い点数を取ったとします。

“この子はやればできる子”という前提がある場合、

「こんな点数を取るなんてダメでしょう。もっと勉強しなさい」

と言うのではなく、

「あれ?本当は100点取れるはずなのに、どうしたのかな?」

という声掛けになります。

2-3. 自己決定感「自分で決めている」

自己決定感とは「自分のことは自分で決めている」という気持ちのことです。

親や先生などから強制されるのではなく、自分で「やろう」と思って実践することには、意欲が湧くというメカニズムです。

たとえば、ゲームがよい例といえます。「ゲームをやりなさい」と強制されるのではなく、「自分がゲームをやりたい」と思うからこそ、意欲が加速するのです。

余談ですが、このメカニズムを逆手にとって、娯楽に対する興味を薄れさせるために活用している親御さんもいます。

たとえば、YouTubeを見続ける癖が直らない子に、毎日強制的に1時間、YouTubeを見させます。強制されると苦痛になり、やがてYouTubeを見るのが嫌になる、というわけです。

大好きだったYouTubeさえ意欲が失われると考えると、自己決定感の影響力の大きさは絶大です。

実質的には勉強するように親が主導するとしても、本人が「自分で決めた」という感覚を持てるよう、工夫することが大切です。

【工夫の例】

目標を自分で作る:子ども自身に、勉強の目標を設定させる

教材を自分で選ぶ:一緒に書店へ行き、子どもの好きな教材を買う

スケジュールを自分で作る:勉強のスケジュールを子ども自身に作らせる

2-4. 他者受容感「自分は周囲から大切にされている」

他者受容感とは「自分は周囲から大切にされている」という気持ちのことです。

他者受容感は、それ自体が学習意欲に通じると同時に、前述の“有能感”や“自己決定感”を形成するためにも、重要な要素という関係性にあります。

新しい環境のストレスや挫折感、友人関係の悩みがあったとしても、他者受容感があれば、「自分は大丈夫」と信じられます。安心して勉強に集中するために、必要不可欠な感覚です。

具体的な取り組みは、以下を参考にしてみてください。

【取り組み例】

感謝の気持ちを伝える:日常のささいなことでも、子どもの行動に対して感謝の言葉をかける

親子の対話を増やす:子どもの話に耳を傾け、共感や理解を示し、感じたことや考えたことを共有する

家庭内での役割分担をする:家庭内での役割を明確にし、家族の一員として子どもにも責任を持たせる

子どもの意見を尊重する:日常の選択において、子どもの意見を尊重し、一緒に決める

言葉以外のコミュニケーションも大切にする:アイコンタクト、微笑み、優しいまなざしなど、非言語コミュニケーションでも子どもを大切に思う気持ちを表現する

参考:桜井茂男, 『学習意欲の心理学 自ら学ぶ子どもを育てる』, 誠信書房, 1997年, pp.18-20

3. 家庭で行う中1の勉強サポートのポイント

前の章では、中1の学習意欲を引き出すための、根本となる本質論をお伝えしました。

一方、本質的な取り組みと並行して、家庭内で実践できる勉強サポートがあります。ポイントを以下でご紹介します。

3-1. 休息とリラックスを十分にさせる

1つめは「休息とリラックスを十分にさせる」ことです。

なかでも、過酷な中学受験を乗り越えて中学1年生になった子は、心身に疲労が蓄積している可能性があります。

学習意欲に限らず、「意欲」が形成されるためには「エネルギー」が必要です。エネルギーが枯渇していれば、意欲を引き出す努力をしても、効果が出ません。

受験期間のストレスから回復し、新しい目標に向けて前向きな意欲を再構築するために、休息や心身の健康管理に重点を置くことが重要です。

取り組みの例

専門家との連携:かかりつけ医などの専門家と連携して、その子に合った健康管理プランを立てる

ストレスケアにつながる習い事:ストレス発散になるスポーツ系や、リラックス効果のあるクリエイティブ系(絵画など)を取り入れる

自然の中で過ごす:レジャーや旅行で、自然と触れ合う時間を増やすとリフレッシュにつながる

なお、燃え尽き症候群や無気力による不登校など、メンタルヘルスに不調が出ている可能性があるときには、早めに医療機関を受診しましょう。

3-2. 食事の管理に注力する

2つめは「食事の管理に注力する」ことです。

中学生は成長期で、活動も活発です。バランスのよい食生活で、しっかり栄養を取ることが、勉強のサポートにつながります。

【中学生に必要なエネルギー】

出典:大阪市保健所「1日に必要なエネルギーや 栄養量はどのくらい?」より作成

取り組みの例

食事のタイミング:一日3食を規則正しく取ることで、生活リズムを整える

食材の選定:新鮮な食材を選び、添加物の少ない食事を心がける

栄養バランス:タンパク質、カルシウム、ビタミン、ミネラルなどバランスよく食べる

親子での料理体験:子どもと一緒に料理を作ることで、食に対する理解を深める

食事の環境づくり:食事の場を明るく楽しい空間にすることで、食への興味を高める

専門家との相談:子どもの成長や学業に合わせた食事内容を、栄養士などの専門家と相談する

以下は、中学生用の食生活学習教材からの引用です。

出典:文部科学省「食生活学習教材(中学生用)」

お子様と一緒にチェックしてみるのも、よい方法です。

3-3. 9時間以上の睡眠時間を確保する

3つめは「9時間以上の睡眠時間を確保する」ことです。

米国国立睡眠財団(NSF)によれば、理想的な睡眠時間は以下のとおりです。

・6~13歳:9~11時間

・13~17歳:8~10時間

参考:Max Hirshkowitz et al.「National Sleep Foundation’s updated sleep duration recommendations: final report」

中学1年生(12〜13歳)であれば、最低でも9時間の睡眠時間が必要となります。

【睡眠時間を確保する取り組み】

早起き早寝:毎日同じ時刻に起床することを心掛ける。早く起きることで、早く寝るリズムを作りやすい。

起床後の日光:起床した直後に朝日を浴びると、体内時計が整う。

就寝に向けた準備:就寝時刻の2時間前からはスマホ・タブレット・テレビなどの光が目に入らないようにし、食事や入浴も済ませてリラックスして過ごす。

なお、子どもの睡眠に関しては、以下のような指摘があります。

脳疲労と睡眠】 

・脳内に疲労物質が蓄積すると、脳の認知神経機能が混乱する。また、睡眠不足は脳細胞の成長を妨げる。

・養育態度が、統制的(子どもの行動をコントロールしようとする関わり)な場合、受容的(子どもの主張を受け入れ、快適な環境を心がける)な場合と比較して、睡眠の質を下げる傾向にある。

出典:石川県教育委員会「タウンミーティング案内」

先ほど、自己決定感や他者受容感の学習意欲への影響を解説しました。睡眠の質を高めるためにも重要とわかります。総合的な視点で、取り組んでみましょう。

3-4. 学力の高い子の家庭の働きかけを参考にする

4つめは「学力の高い子の家庭の働きかけを参考にする」ことです。

いろいろな工夫をしても、子どもが勉強しないとき、

「勉強ができる子のお宅では、どうやっているのだろう?」

というのが、知りたいところではないでしょうか。

保護者と学力の関係を調べた研究によれば、子どもの学力が高い家庭には以下の特徴が見られるといいます。

学力が高い子どもの保護者への働きかけ

  • テレビ・ビデオ・DVDを見たり、聞いたりする時間等のルールを決めている
  • 子どもと何のために勉強するかについて話している
  • 子どもに努力することの大切さを伝えている
  • 子どもに最後までやり抜くことの大切さを伝えている
  • 子どもから、学校での出来事や友達のことについて話をする
  • 保護者から、お子さんの学校での出来事や友達のことについて話をする
  • 子どもから、勉強や成績のことについて話をする
  • 保護者から、勉強や成績のことについて話をする
  • 子どもから、将来や進路についての話をする
  • 将来、子どもに留学(海外学校への進学を含む)をしてほしいと思っている
  • 自分の考えをしっかり伝えられるようになることを重視している
  • 地域社会等でのボランティア活動等に参加するよう子供に促している
  • 家庭での蔵書数が多い
  • 家庭にある子ども向けの本の数が多い

出典:お茶の水女子大学「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」より作成

お子様の個性や各家庭の状況も踏まえつつ、真似できるものがあれば、取り入れてみましょう。

3-5. 子どもに合う塾を選ぶ

5つめは「子どもに合う塾を選ぶ」ことです。

中1で勉強しない場合、家庭の外に、きちんと勉強する環境を確保しておくことが重要です。

小学生までは親子の距離が近く、子どもの行動範囲も狭いので、親が積極的に介入するスタイルを取ってきた方も多いでしょう。

ところが、中学生になって思春期に入ると、親に対する反抗期を迎えたり、介入されることをストレスと感じたりするケースがあります。

子どもに合う塾を選ぶと、家庭から少し距離を置き、精神的な安定を確保できる場所を作れます。

塾選びについては、以下の記事で詳しくまとめています。あわせてご覧ください。

子どもにふさわしい塾って?塾選びの際にチェックしたいポイントを紹介

【塾選び・比較】学習塾の無料体験授業で見るべきポイントとは?長期体験にはメリット多数!

【塾選び】塾通いのスタートに最も適した時期とは?/小・中学生

中学生/塾選び、決断は急ぐべからず?!生徒の口コミ「勉強で苦労したこと」ランキング公開!

4. まとめ

本記事では「中1勉強しない」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

中1が勉強しない理由として、以下が考えられます。

1. 中学受験で燃え尽き症候群になった

2. 勉強に対する危機感が薄れている

3. 新しい環境のストレスがある

4. 部活動や新しい友人関係が優先されている

5. 学習内容の難易度に対する挫折感がある

6. 自己肯定感が低下している

7. ゲームや漫画などの誘惑が強い

8. 家庭環境が影響している

9. 健康面の問題がある

10. 教師との関係性が影響している

中1の子の学習意欲を引き出す本質的な考え方として、以下をご紹介しました。

1. 学習意欲の基盤となる3つの要素

2. 有能感「やればできる」

3. 自己決定感「自分で決めている」

4. 他者受容感「自分は周囲から大切にされている」

家庭で行う中1の勉強サポートは、次の5つがポイントとなります。

1. 休息とリラックスを十分にさせる

2. 食事の管理に注力する

3. 9時間以上の睡眠時間を確保する

4. 学力の高い子の家庭の働きかけを参考にする

5. 子どもに合う塾を選ぶ

中1時点で勉強しない子でも、徐々に改善に取り組むことで、高校受験や大学受験までに見違えるほど成長するケースは数多くあります。

今できることを着実に、実行していきましょう。